学研M文庫
魔法のランプ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 271p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784059040026
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

錬金術、処女生殖、鉱石幻想、蝸牛、天使、浦島伝説、タランチュラ……オカルティズムから美術・映画評論や身辺雑記まで、孤高の文人・澁澤龍彦の円熟期の論考・エッセイを収録した、摩訶不思議な知の博物館!(解説=多田智満子)   

内容説明

1979年から1981年にわたり新聞、雑誌、各紙誌に発表された円熟期の論考、エッセイを収録。錬金術、マルセル・デュシャン、泉鏡花、坂東玉三郎、ジャン・コクトーから、三島由紀夫との交流等をふくめた身辺雑記、映画評にいたるまで、晩年の渋沢龍彦が愛してやまなかったテーマやモティーフはきわめて多岐にわたっている。明晰な視点と繊細な感性とが一体となった当代一級の知性・永遠の少年がつづる珠玉の散文集。1982年発表の単行書を待望の文庫化。

目次

錬金術夜話
宝石変身譚
処女生殖について
裸婦について
疑わしき美
日記から
八〇年ア・ラ・カルト
タランチュラについて
空洞化したワイセツ概念
読書生活〔ほか〕

著者等紹介

渋沢龍彦[シブサワタツヒコ]
1928年、東京に生まれる。東京大学文学部仏文科卒業。サド、ユイスマンス、マンディアルグら異色のフランス人作家の作品を翻訳するかたわら、シュルレアリスム、オカルティズム、エロティシズム、異端文学から映画にいたるまで、本質を鋭く見据えたエッセイ・評論を次々と発表。一方で、『犬狼都市』『唐草物語』(泉鏡花賞)『高丘親王航海記』(読売文学賞)などの幻想的な小説を執筆。その典雅な文章と独特の文学ダンディズムゆえに、今も多くの渋沢偏愛者を輩出しつづける。1987年、逝去
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品