出版社内容情報
性能テストがいきなり実戦だったキ109防空機、世界の兵器史上に例がない陸軍の潜水艦ゆ艇、まるでSFから抜け出たような光学兵器……。そのユニークな発想や開発秘話を交えながら、日本陸軍の兵器の秘密が、ここに明らかにされる!
内容説明
日本の数々の秘密兵器は、太平洋戦争勃発と同時に、一気にそのヴェールを脱いだ。性能テストがいきなり実戦だった、キ109防空機、世界の兵器史上に例がない陸軍の潜水艦マルゆ艇、まるでSFから抜け出たような光学兵器、B‐29を撃退した試製15センチ高射砲…。そのユニークな発想や開発秘話を交えながら、日本陸軍の兵器の秘密が、ここに明らかにされる。
目次
キ109防空戦闘機、B‐29を迎え撃つ空飛ぶ高射砲
マルゆ艇、世界でも例を見ない陸軍だけでつくった潜水艦
殺人光線、紫・赤外線光線、まるでSFから抜け出た光学兵器
大イ車、幻のマンモス戦車試製一〇〇トン動く要塞
テラ銃、自動小銃、日本独自の設計と機構、落下傘兵用の小銃
日本製毒ガス、報復を恐れその使用は厳重に統制された
九六式一五センチ加農、二四センチ榴弾砲、重砲兵すら現物を見た者はごくわずか
風船爆弾、偏西風に乗り太平洋を越えアメリカ本土を爆撃した
タ弾、ヒトラーからの恐怖の贈り物、対戦車弾の破壊力!
イ号1型無線誘導弾、不発に終わった日本の誘導ミサイル〔ほか〕
著者等紹介
小橋良夫[コバシヨシオ]
1930年生まれ。中学生のころ、墜落したB‐29の米兵が持っていたコルト45の黒光りする光沢に魅せられて以来、兵器に秘められた人間の残酷さを探求することに情熱を燃やす。兵器研究の我が国No.1の権威として、その道では知らない者はない
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。