学研M文庫
戦史ドキュメント 川中島の戦い〈下〉龍虎激突―死闘の果て

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  • サイズ 文庫判/ページ数 358p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784059011347
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0121

出版社内容情報

信濃国の領有化を目論む武田信玄は甲相駿三国同盟を成立させ背後を固める。それに対抗する上杉謙信は関東管領上杉氏を継承、公方=関東管領体制の再構築を目指す。信濃侵略と関東騒乱の二大潮流の合流点「川中島」に渦巻く戦歴のすべてを余すところなく描く。   

内容説明

信濃国領有化を目論む武田信玄は、背後を固めるために今川・北条氏と連携、甲相駿三国同盟を成立。対抗する謙信は、北関東・房総の諸大名の支持を受け、関東管領上杉氏を継承、公方=関東管領体制の再構築を目指す。こうした政治的背景から関東騒乱と信濃侵略の二大潮流は合流、信玄と謙信の戦いは不可避となった。川中島をめざし、両者の人生は収斂していく。戦国武田氏最大の血戦を余すところなく描いた決定版。

目次

第6章 川中島の戦雲
第7章 永禄の大飢饉と長尾景虎の関東侵攻
第8章 両雄の激突
第9章 最後の対陣
終章 川中島の戦いとは何であったか

著者等紹介

平山優[ヒラヤマユウ]
1964年、東京都出身。立教大学大学院修了。山梨県史編さん室所属。また、山梨大学で講師も勤め、戦国武田氏を中心とした研究活動を精力的に行なっている
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オルレアンの聖たぬき

1
何度読んでも奥が深い。川中島の戦いとは何かを端的に説明されている。2021/01/02

オルレアンの聖たぬき

1
川中島の戦いがなければ……と思ってしまうが、もはや関東甲信越の歴史の中の必然だったと思ってしまう。2019/05/30

やま

1
川中島の戦いだけでなく、そこまでの経緯や周辺の状況をきめ細かく記述してある。飢饉等が政戦両略に影響したことは漠然と知ってはいたが、本書ではその影響の大きさがわかる。2018/08/16

蛭子戎

1
下巻は川中島の戦いにやっと入るのだけど大激戦になった4回目以外は上杉軍が侵攻してきたけど武田軍が撃退したみたいな数行で終わってしまう。そしてもっぱら時代背景と人間関係や当時の飢饉の話題がメイン。人間があっち行ったりこっち行ったりするので頭がこんがらがるがなんとなく関東甲信越地区の混沌がわかる。2016/05/28

リッチー。

0
戦国甲信研究者による川中島合戦本の下巻は本格化する長尾-上杉氏と武田氏の激突から合戦がもたらした余波までを描く。興味深かったのは戦争や飢饉などで領民が背負った借金を帳消しにする徳政についての記述。大飢饉のあと諸家で代がわりが相次いだのは、家督相続記念徳政を行うことで債務者を助けるだけでなく、侵略者による征服記念徳政を期待した寝返りを防ぐ意図があったという分析(意訳)はとても面白かった。2015/11/06

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