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学研M文庫
現代紛争史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 316p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784059011057
  • NDC分類 319
  • Cコード C0122

出版社内容情報

2001年9月11日、アメリカを突如襲った同時多発テロ。この悲劇は今始まったことではない。第二次大戦後の東西冷戦構造下、大国の政治的駆け引き、民族、宗教などから引き起こされた数々の紛争・テロの背景を詳細に解説する。   

内容説明

2001年9月11日、突如アメリカを襲った同時多発テロ。その報復として行われた米英連合軍による空爆。これらの悲劇は実は今に始まったことではない。第二次大戦後の東西冷戦下で激しく展開された、大国の政治的駆け引きに端を発しているのだ。アフガニスタン紛争、イラン・イラク戦争、イスラム原理主義者のテロによる闘争…。民族、宗教など複雑な問題によって引き起こされた数々の紛争の経緯と背景を読み解く。

目次

第1章 アフガニスタン紛争―軍事大国ソ連を崩壊に追い込んだ山岳のゲリラ戦(聖夜の侵攻作戦;アフガン紛争前史 ほか)
第2章 イラン・イラク戦争―石油利権に端を発した泥沼の長期戦(中近東産油国同士の戦い;イラン・イラク戦争前史 ほか)
第3章 フォークランド紛争―戦後唯一の大規模海空戦(クローズアップされた島々;フォークランド紛争をめぐる背景 ほか)
第4章 国共内戦―近代中国を二分した大イデオロギー戦争(現在も緊張が続く中台情勢;清朝の没落と革命勢力の隆盛 ほか)
第5章 イスラム原理主義勢力の戦い―ビン・ラーディンの反米戦争(ジハード(聖戦)とはなにか
イスラム原理主義運動の系譜 ほか)

著者等紹介

山崎雅弘[ヤマザキマサヒロ]
1967年大阪生まれ。雑誌編集、ゲーム開発、測量、地図制作業務などを経て、2000年に独立。現在は雑誌『歴史群像』に現代紛争史の研究記事を執筆しているほか、グラフィック・デザインや地図制作の分野でも活躍中。また、独ソ戦およびソ連赤軍の研究家としても知られる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Noboru

4
再読。2001年出版の本で、アフガン紛争、イラン・イラク戦争、フォークランド紛争、国共内戦、イスラム原理主義勢力の戦いの5章から構成されています。最終章はアメリカ同時多発テロが起きたところで終わっていますが、1章と5章を合わせ読む事で、ウサマ・ビン・ラディンがなぜ対米テロを仕掛けるに至ったのかが分かってきます。テロ行為を擁護する気はありませんが、大国の身勝手な国益の追求=イデオロギーを伴わない一貫性のない政治介入が、結果的に反米テロを生んだ側面があることを考えさせられます。2015/09/06

naoto

1
国共内戦、イラン・イラク戦争、フォークランド紛争、911同時多発テロ。4つの紛争について、結構詳しく書いてある。フォークランド紛争の始まり方?というか始まった理由というか事情というか…は初耳。全体を通して、戦争と平和について考えさせられた。2019/09/01

wei xian tiang

1
書題はやや誇大広告気味、扱っているのはイラン•イラク戦争、フォークランド紛争、アフガン内戦、国共内戦、アルカイダの活動の5項目に留まり、その選定基準も明らかでない。雑誌に出した記事をまとめたものか。文章は平易で読みやすく、マスゴミ人のような決めつけや結論ありきの展開がないのが良い。ただ「穏健なワッハーブ派」というのはどうか。2014/03/21

shimada1986

0
フォークランド紛争の戦術的な意義について触れられている本は貴重であると思う。2012/11/07

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