学研M文庫
ドイツ参謀本部興亡史〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 350p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784059010173
  • NDC分類 392.34
  • Cコード C0122

出版社内容情報

軍事史上最高の組織とも言われ、軍部ばかりでなく、政治、経済までも支配したドイツ参謀本部。プロイセン時代から現代にいたるまで、参謀本部の成立から支配の時代を、膨大な資料を駆使して描き出した真実のドキュメント。今秘密のベールが明らかになる。   

内容説明

軍事史上最高の組織とも言われるドイツ軍参謀本部。その後、世界中の国々の手本とされ、神話的な高みにまで理想化されたた参謀本部。プロイセン時代から近代にいたるまで、参謀本部の成立から、支配の時代、そして崩壊まで、膨大な資料を駆使して描き出した、真実のドキュメント。今、秘密のベールがはがされる。

目次

第1章 前進―プロイセン王国兵站総監部と最高副官職
第2章 二人の始祖―シャルンホルストとグナイゼナウ・理想主義の時代
第3章 戦争の哲人―クラウゼヴィッツと参謀本部・革命と反動の時代
第4章 偉大なる寡黙者―ヘルムート・フォン・モルトケ
第5章 クーデターか予防戦争か―アルフレッド・フォン・ヴァルデルゼー
第6章 大計画―アルフレッド・フォン・シュリーフェン
第7章 将帥なき戦争(1906年~1916年)―小モルトケとファルケンハイン
第8章 沈黙の独裁(1916年~1918年)―ヒンデンブルクとルーデンドルフ

著者等紹介

ゲルリッツ,ヴァルター[G¨orlitz,Walter]
1913年、ドイツに生まれる。軍事史家。本書をはじめ、『パウルス元帥伝』『カイテル・犯罪者それとも軍人』『防御戦略・モーデル元帥伝』など、ドイツ国防軍軍人の評伝や帝政ドイツ海軍に関する著作が多数ある。1991年没
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

叛逆のくりぃむ

9
 上巻では、ナポレオン戦争時における参謀本部の成立から第一次世界大戦でのドイツ帝国敗北までを詳述する。参謀本部の創設者シャルンホルストが理想とする〈参謀将校〉像は幅広い視野を持つゼネラリストとしてのそれであったが、現実としては、軍事のみに精通するスペシャリストが求められていった課程が理解できた。そして、それには、政治に対して、沒交渉であるべきとする大モルトケの意向が深く関わっていたことが伺えた。結果、それが、総力戦体制へと移行しつつある第一次世界大戦における参謀本部の機能不全にもつながり、引いては敗北への2016/06/26

Narr

2
シャルンホルスト、グナイゼナウ、ボルマン、ヴァルデルゼー、モルトケ、シュリーフェン、ファルケンファイン、ルーデンドルフ。一つでもピンときたら購読を。2010/03/30

Cinejazz

1
軍隊の頭脳、軍事技術の専門家集団として、戦争を勝利に導くことを目的として「参謀本部」が発足した。2018/02/27

0
20001121

unflyable

0
ナポレオン戦争からWWIまでのドイツ参謀本部の通史。参謀本部と書いていながら参謀長の紹介とかザックリしたものに過ぎず、題名から期待できるようなものではなかった。2020/09/13

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