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学研M文庫
バルバロッサ作戦〈下〉―独ソ戦史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 353p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784059010104
  • NDC分類 946
  • Cコード C0122

出版社内容情報

ソ連軍の冬期大反攻をくいとめたドイツ軍は、1942年夏、カフカス油田地帯の占領を企図し新作戦「青」を発動。「電激戦」の快進撃の再来を彷彿とするドイツ軍の快進撃は続くかと思いきやスターリングラードの南北から再反攻に出たソ連軍に包囲される。   

内容説明

ソ連軍の冬期大反攻を食い止めたドイツ軍は、1942年夏、カフカス油田地帯の占領を企図し、新たな攻勢作戦「青」を発動する。「電撃戦」の再来を思わせる快進撃ののち、ドイツ軍部隊はスターリングラードとカフカスに迫る。しかし、快進撃はここまでであった。スターリングラードの南北から再び反攻に出たソ連軍が、ドイツ第6軍を包囲してしまったのだ。マンシュタインの必死の救出作戦が開始された。

目次

第6部 カフカスと石油(スターリングラードへの序幕;セヴァストポリ;洩れた攻撃計画;ソ連軍の新戦術 ほか)
第7部 スターリングラード(ドンとヴォルガの間で;郊外の戦闘;市街突入;背水の陣 ほか)
巻末資料(総統指令第四一号;総統指令第四五号)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

26
凄絶な戦いの様相が伝わります。スターリングラードの戦いは独ソともに死闘であることがわかりましたが、被包囲下における独軍の苦闘及ぶ現状をかえりみない本国からの命令には戦慄しました。2021/12/10

harass

17
ナチスドイツのロシア侵攻作戦を描いたこの本はスターリングラード戦で終わります。 スターリングラード攻防戦の内容があっさりしてて意外だった。 2010/11/08

鐵太郎

8
ソ連の攻略をめざすヒトラーの挑戦「バルバロッサ作戦」終幕。今回は春から秋の大平原の戦い。フォン・マンシュタインの知略、ホトの勇断、パウルスの愚直。成功体験に惑わされて敵を過小評価し、味方を過大評価したヒトラーの誤謬。ふむ、こんな戦史の描き方も面白いね。2015/01/14

月式

4
1942年7月13日のクレムリンでのソ連首脳部と英米中の連絡武官が参加した戦争指導会議で採用されたソ連軍の戦略転換(逃げたら後ろから撃ちます→上手に撤退しましょう)が、戦術的に勝利を重ねながら詰みきれないヒトラーの悪手を誘う。補給の大事さと兵力分散運用の愚を教えてくれる独ソ戦前半戦のドイツ側からの貴重な証言集。個人的には数多くの実名で登場し退場していく両軍の下士官の有能さと勇猛さに感嘆する。 2018/04/29

dongame6

4
上中下巻読了。広範に渡るドイツ軍バルバロッサ作戦開始~スターリングラード戦集結までを描いた意欲的な作品。範囲が広いので戦闘の仔細に触れる事は少ないが読み物としてとても素晴らしい出来。前線兵士の描写と軍司令部の決断、そしてヒトラーの誤断に至る描写の往来のバランスもよく大変読みやすく、「バルバロッサ作戦とは何か」という最初のステップを登るに適切だと思う一冊。2011/07/01

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