学研M文庫
伝奇ノ匣〈1〉―国枝史郎ベスト・セレクション

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  • サイズ 文庫判/ページ数 734p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784059000679
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

美貌の野生児・鏡葉之助の魔界彷徨を描く奇想横溢の長編『八ヶ嶽の魔神』に加え、名のみ高くして復刊の機会に恵まれなかった耽美と幻想の戯曲集『レモンの花の咲く丘へ』および伝奇短編の粋を収めた、待望ひさしい国枝史郎傑作集!   高校生~ビジネスマン

内容説明

信州八ヶ岳山中に隠れ棲む窩人族と諏訪湖畔に拠る水狐族―王朝時代の骨肉の争闘に端を発する両族の確執は、江戸のアンダーワールドに飛び火して幻妖の地獄絵図を現出させた…宿命に翻弄される美貌の野生児・鏡葉之助の魔界彷徨を描く奇想横溢の長編『八ヶ岳の魔神』に加え、名のみ高くして復刊の機会に恵まれなかった耽美と幻想の戯曲集『レモンの花の咲く丘へ』および伝奇短編の粋を収めた、待望ひさしい傑作集。

著者等紹介

国枝史郎[クニエダシロウ]
1887年、長野県茅野市に生まれる。早稲田大学英文科中退。大学在学中、小川未明らの新浪漫主義に属する幻想的な戯曲作品で注目を集める。1922年より大衆文学に転じ、破天荒な伝奇時代小説で一世を風靡、怪奇小説や探偵小説、エッセイなど多方面に活躍。’43年、没

東雅夫[ヒガシマサオ]
1958年、神奈川県横須賀市に生まれる。早稲田大学文学部卒。ホラー評論家、アンソロジスト、『幻想文学』編集長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

灰月弥彦

1
怪奇でもホラーでもなくファンタジーでもなく、まさに伝奇。2017/09/22

ぶな

0
名高い国枝史郎の小説を初めて読みました。現代の読者の視点で見ると、登場人物の行動パターンが理解し難い所があり、若干古臭く感じるかと思います。でも、この後「妖星伝」あたりに手を出してみようと感じさせてくれました。2011/10/13

momen

0
内容は非常に面白い。高い文章力と構成力、美しい描写、軽快な展開、魅力的なキャラクターや設定、どれをとっても一級品。国枝史郎の実力はもっと知られてもいいと思う。 ただ誤植みたいなのは多すぎてひどい。字体がボールドになるところをしていなかったり文字を間違えていたりなど、あまりに頻繁過ぎてイライラする。打ち間違いにしたって多すぎるし、校正もなされてないんじゃないかと思う。内容が素晴らしいだけに本当に残念。

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