出版社内容情報
家康の裏切りにより信長が敗死し、残された織田家は信雄と秀信に分裂。辛くも織田家の危機を救った真田幸村は、宿敵家康に挑むべく豊臣家と手を結ぶ。留まるところを知らぬ家康の覇権への野望が、関東の野を覆い始める！
内容説明
家康の裏切りにより信長が敗死し、織田家は信雄と秀信に分裂した。辛くも織田家の危機を救った真田幸村は、宿敵家康に挑むべく豊臣家と手を結ぶ。混迷を極める戦乱の世にあり、留まるところを知らぬ家康の覇権への野望が、関東の野を覆い始める。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kaz
6
あっちこっちで戦乱の嵐。裏切りが当然の中、いかに策をめぐらし自国を有利に展開させるか。相手を恫喝しつつも、寝返る利を説く。家康、幸村、官兵衛。これくらい諜報戦がうまければ、現代の世界情勢でも優位に立てる気がします。2014/01/06
坂城
5
関東で色んな武将達が集まって戦やらなんやらだかしているが、それよりも豊臣織田連合軍VS信雄が楽しみだっただけに元親…しかしそんな豊臣ピンチにも毛利と輝政の安定安心感。殺伐した中の幸村パートの空気の違いすぎっぷりは本当何だと(笑)2013/11/10
ＭＩＫＥＴＯＭ
4
徳川無双！ 大魔王に引き続きもう一方の雄まで撃破。天下取りレースの先頭に躍り出る。とは言いながらその手口がまた…信義も礼儀も道義も正義も仁義もクソもあったもんじゃない。もっとも、この激動の時代にキレイゴトなど言ってられるか！と言われればごもっともと答えるけど。淀君もまた別の意味で無双状態で、秀長も官兵衛も完全に逃げ腰になってるところが可笑しい。哀れなのが長宗我部。史実では嫡男と愛妻を相次いで亡くし哀しみのどん底で憂悶死。本書ではさらに悲惨な状態になっている。伊達がじわじわと関東へ。次巻はどうなる！？2024/05/14
木賊
4
信長の死以降、争乱相次ぐ関東。長宗我部元親が悲し過ぎる。淀君はよくある描写だけど、嫁いだ経緯を考えると、振り回される方が余計気の毒になる。徳川・伊達・佐竹・北条辺りはこれぞ戦国という駆け引きの応酬。幸村だけ、相変わらず別世界にいるような空気感（笑）2014/07/08
はじめ＿ました
4
再読本。混沌としてきた関東周辺で各勢力にスポットが当てられる。併読してた本では官兵衛の活躍があまりなっかったので本書では活躍がみれてうれしい。2014/03/08
