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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メロン
3
ケルベロス・サーガ、押井守の独特の世界観で描かれるもうひとつの日本。プロテクトギアと特機隊と呼ばれる警察軍組織...1部の私のような性癖を持つものにはぶっ刺さるテーマだが、如何せん自主制作映画から出発、いろいろなメディアを使って描かれたものなので追っていくのが大変。設定も一貫して総覧出来ないのでよく分からないが面白そうと思っていた作品であった。その作品を設定資料集のような形で見ることが出来たのは大変面白かった。2023/06/03
えふのらん
3
頭にフリッツヘルメットをかぶり装甲服を着用し、MG42片手に新左翼系テロ組織をあぶりだす警察組織。中世的な独軍の服装やクルップ等々の兵器デザインが戦後も生き残り、極東で共産思想と対決する姿は中々味がある。焼け跡世代への憧れとミリタリズムが融合した奇怪な設定資料集。2015/07/14
雪野風朗@雪風
2
押井守監督の「ケルベロス」シリーズの本です。 戦後、日本がアメリカではなくドイツによって統治されたら? という観点で戦後史を描いています。
ぐうぐう
2
偽史としての戦後史。本書に収録されている押井守のインタビューによれば、ケルベロス・サーガは遊びから始まったようだが、プロテクトギアのミニタリー好みや、いわゆる架空戦記としての妄想の楽しみを経て、しかしこのケルベロスには押井の戦後民主主義に対するひとつの反旗が通底している。それが漫画『犬狼伝説』や劇場アニメ『人狼』を、傑作へと昇華させている一番の源のような気がする。2009/04/17
可兒
2
まじめな大法螺もここまで来ると一級品。こんな風に真剣にバカをやることが将来できればと考えてしまう2009/04/06