出版社内容情報
2000年前のイスラエルに神の子は誕生し、全人類の救い主となるべく十字架にかかって死んだ-。世界最大の宗教の出発点、救世主イエスの生涯を『新約聖書』から解読する上巻。またヴァチカン秘蔵のイエスの聖遺物も公開。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
jitchan
1
翻訳にはキリスト教の知識が必須。ということで読んだのがこの本。2巻構成の上巻はキリスト教の教義と歴史、イエス・キリストの人物像と伝記、聖書の解説などからなる。これらのことが要領よくまとめられているうえに、写真や図版を多数掲載するなど読みやすさが考慮されている。また、キリスト教の信者が書いたものではないゆえに、記述が客観的。キリスト教を学ぶには最適だろう。ただ、巻末の「聖書総解説」を含め、全体的に新約聖書中心で旧約に関する記述が少ないのが物足りない。下巻を読み終わったらいよいよ聖書そのものを読もうと思う。2014/06/24
RuiRui
1
巻末の聖書総解説が便利2009/04/14
kai
0
複数の日本人研究者の監修のもと,客観的(外部的)な視点からイエスの人物像および聖書の概要を述べた本.聖書の教えそのものではなく,聖書成立の時代背景等の説明が中心.読みやすいし,面白い.良書だと思う.下巻も読んだけど,上巻の方が個人的には興味深かった.2020/12/31