天を裂く―水野勝成放浪記

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天を裂く―水野勝成放浪記

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  • サイズ B6判/ページ数 329p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784054057326
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

前田慶次を超えるカブキ者!戦場を趣味とし、数多の主を渡り歩き、関ヶ原で石田三成と勝負した福山藩主・水野勝成の青春放浪記。

前田慶次を超えるカブキ者!家康の従兄弟ながら切腹より重い処罰を食らい、秀吉に命を狙われ、名を捨て、家を捨て、戦場と主を渡り歩く青年は、その先に何を求めたのか?そして、運命の関ヶ原。初代福山藩主にして戦国最強のフリーター水野勝成の青春放浪記。

【著者紹介】
第18回歴史群像大賞出身者。本作がデビュー作となる。

内容説明

藤十郎勝成、十九歳、盟友は井伊直政、好敵手は石田三成。信長が永楽銭の旗印を与え一人で一万の敵に当たる戦巧者。家康の年若い従兄弟にして三河刈谷・水野家の御曹司。切腹より重い処罰を食らい、天下人・秀吉に命を狙われ、家を捨て、名を変え、主と戦場を渡り歩いた若者が、放浪の果てに臨んだ関ヶ原の大勝負とは!?稀代の戦バカの戦国青春放浪記!

著者等紹介

大塚卓嗣[オオツカタクジ]
1974年生まれ。東京都出身。第18回歴史群像大賞において佳作入賞。『天を裂く―水野勝成放浪記』が小説デビューとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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流之助

50
水野勝成。戦国時代、これほど活躍し武にも文にも優れた武将がいたなんて!名前くらいは聞いたことがある(鬼日向)けれど、これは知らないのがもったいなさすぎる。ともに戦地を駆け巡った武将たちの個性も際立っている。台詞など現代的すぎるきらいもあるけれど、とにかく面白くて一気読みだった。他の作品も読んでみたい。無双ぶりを発揮する戦闘シーンもさることながら、平穏な日々に倦みつつも算盤が楽しすぎてつい仕事をこなしてしまう、というキャラクターもピタリ、私にドはまり。「さあ、婆娑羅に風流尽くそうかい」!カッコいい。2018/07/17

ブルちゃん

33
全く知らなかった家康の従兄弟、水野勝成。戦は見世物!掟破りは当たり前。風流でなきゃ意味ないぜっていう自由人🤣そこがまたカッコイイんだが、意外に人間味のある一面も。主が次々に変わるせいか唐突な展開に少し分かり辛い所もあって、もう少しじっくり進んでくれると尚面白かった💞  涙腺を刺激される場面もあり🤗大塚さん、まだまだ読もう✨2020/10/22

衛兵

28
家康のいとこにあたる水野勝成。父である忠重と対立し勘当され、仙石秀久、佐々成政、小西行長、黒田長政らの元を転々とする武辺者。前田慶次郎利益に匹敵する傾きっぷりだけど、正直、本作を読むまでよく知らない人物でした。破天荒な戦いぶりはもとより、井伊直政、阿波鳴門介、三村親宣との友情や、家康をおっちゃん呼ばわりするところなどなど、見処の多い作品でした。こういうのを大河ドラマにすればいいのに。2020/07/24

にゃも

21
鬼日向!歴史ヒストリアで知りました。こんな面白い武将を今まで知らずにいたとは、なんたる不覚…。歴史ヒストリア様様です。目指すは常に一番槍!大将になっても一番槍!あぁ、ワクワクします。戦場以外での逸話も豊富で、全編通して実に痛快でした。この湧きあがる気持ちを上手く表現できない自分がもどかしいです。それにしても、何故大河でやらないんでしょう?江とか松蔭の妹とかやってる暇があったら『勝成』でしょ、フツー。勝成の役はどなたがいいでしょうね?しばらくはズルズルと、妄想も楽しめそうです。2018/08/18

ren5000

17
水野勝成という人のことは全然知りませんでした。読んでてちょっと前田慶次と被るところがあるな~と思った。この人の話も十分漫画になるんじゃないだろうか?前半ちょっと文章が軽すぎるところがあるので物語に入りにくいところがあったけれど、勘当されて以降は主人公の人間味が出ていて面白かった。2014/04/15

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