出版社内容情報
大反響を呼んだ『戦国の軍隊』の著者の第二弾! 「軍事」の視点から徹底考察、戦国の城の実相に迫る! 通説を覆す渾身の書。
大反響を呼んだ『戦国の軍隊』の著者の第二弾!日本の城の9割以上を占め、3~4万か所もある戦国の城。なぜこれほど多数の城が造られたのか。なぜこれほど千差万別なのか。前著と同様、「軍事」の視点から徹底考察、その実像に迫る!通説を覆す渾身の一冊。
内容説明
「城は山城から平城へと発展した」、「城は領内統治のための権威の象徴」、「城は単純で小さな形態から複雑で巨大なものへと進化する」…。こうした通説を、民間学とした発展した「縄張り」分析の手法と、軍事学の視点をもって打破する。そこに現れるのは、戦争という「一回性の状況」を映し出した千差万別の個性ある城たちであった。
目次
第1章 城を取る―攻めるか守るか
第2章 なぜ山城か―それぞれの事情
第3章 城主たちの亡霊―城の歴史がすり替わる
第4章 幻の館―リアリティーのない平板な図式
第5章 縄張りの迷宮―オンリーワンの個性たち
第6章 城と戦争―城の形を決定づける人の営み
第7章 鉄炮と城の「進化」―大きい・小さい・強い・弱い
第8章 城は何を守るか―築城者たちの本音
第9章 山から降りなかった城―近世城郭の成立を再考する
著者等紹介
西股総生[ニシマタフサオ]
1961年、北海道生まれ。学習院大学文学部史学科卒業。同大学院史学専攻・博士課程前期課程卒業。目黒区教育委員会嘱託、三鷹市遺跡調査会、(株)武蔵文化財研究所を経て現在フリー・ライター。城館史料学会、中世城郭研究会、日本考古学協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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