内容説明
豊臣秀吉戦死の後、織田家当主・信雄を頂点に天下統一への動きが加速する。だが実権は徳川家康が掌握、信雄は傀儡に過ぎなかった…。家康に抹殺されるのを恐れた信雄が島津義弘を頼ったことから、事態は一変。打倒徳川の決意を固める義弘は、毛利・長宗我部ら西国諸大名に檄文を発し、団結を呼びかける。決起した反徳川の軍勢は、勇躍東進を開始。家康もまた、亡き織田信忠の遺児・三法師を織田家後継として担ぎ、反乱討伐の軍を挙げた―。関ケ原にて対峙する東西両軍勢、その数一八万!島津義弘は、遠く翻る三つ葉葵の旗幟を睨む。時に天正一七年九月、天下の帰趨を決する大会戦の火蓋が切って落とされる。
著者等紹介
荒川佳夫[アラカワヨシオ]
1969年、広島県生まれ。『翼持つ龍のように』で第三回歴史群像大賞佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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