出版社内容情報
死期が近づく秀吉は、黒田官兵衛と豊臣政権存続のための秘計を謀る。その直後、真田幸村、後藤叉兵衛、可児才蔵…戦国の豪傑が忽然とその姿を消した…。秀吉の死後、天下取りに邁進する家康の前に、上杉家・直江兼続が巧みな戦術で立ちふさがる!
内容説明
秀吉亡き後、あの男は虎視眈々と天下を狙っている―!恐るべき家康の野望に気づいた秀吉は、これを阻止すべく、黒田官兵衛と共に未曾有の秘計を仕掛ける。それは秀吉が家康に叩きつけた究極の挑戦状だった。それから数ヶ月後、秀吉は病によって急死する。正に百計が開かれる時が訪れたのだ。各地から真田幸村、前田慶次郎、後藤又兵衛、可児才蔵の豪傑達が集められ、豊臣の名のもとに動き始める。そして、北陸では、ついに上杉景勝が立ち上がった。知将・直江兼続が鬼神と化し、今、革篭原で徳川軍と血で血を洗う激闘が開始される。
著者等紹介
津野田幸作[ツノダコウサク]
1939年、東京生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業後、某大学付属病院にて集中治療を専門とする。その間、歴史分野に新しい境地を見い出し、執筆活動に入る。本書にて第七回歴史群像大賞奨励賞を受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
二分五厘
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2001.12.21
春月
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★★★★
psychicer
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だいたいこの時期を選んで書かれたこの手の作品は真田昌幸か黒田官兵衛が稀代の軍師として影で糸を引いている場合が多いのですが、この作品では(豊臣秀吉と)黒田官兵衛の元、真田幸村、後藤又兵衛、可児才蔵、前田慶次といった知将豪傑が歴史舞台から姿を消します。まあこちらは前準備といったところでしょうか。代わりに、これと連動しているのかどうかはわかりませんが、上杉軍のブレーン、直江兼続が徳川軍を苦しめます。こちらはやや史実に近い形で戦記は進んでいきますが……。もうひとつ、この手の作品の特徴として、どうして徳川家康があ2011/11/12
ゆたり
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もしも小説。2007/08/18
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- 和書
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