出版社内容情報
1945年8月、独軍エジプト侵攻! ロンメル上級大将指揮のドイツ北アフリカ軍は、英軍の守備するトブルクを陥とす。苛烈をきわめる枢軸・条約両軍の闘いは、それぞれの黒い野望をはらみつつ、両大洋に、艨艟たちの咆哮を轟かせるのだった――!
内容説明
ロンメル上級大将指揮のドイツ北アフリカ軍は、英軍の守備するトブルクを陥とし、さらに東へと進攻、内なる野望とともに、豊饒の産油地帯・中東をうかがっていた。また、地中海でも形勢の危うい英軍は反撃を期して、ジブラルタル守備のH部隊を出撃させるが…。一方、アジアでは、日本軍のフィリピン攻略が順調に進行していたが、国内に不穏な動きがほの見え、前途に暗い影が差しはじめる。南北、「二つのアメリカ」を中核とする枢軸・条約両軍の闘いは、それぞれの黒い野望をはらみつつ、両大洋に艨艟たちの咆哮を轟かせるのだった―。
著者等紹介
荒川佳夫[アラカワヨシオ]
1969年、広島県生まれ。少年時代、現在でも趣味の一つである模型制作を通じて、軍事に興味を持ちはじめ、中~高校生時代はシミュレーション・ゲームにはまり込む。やがて、作家を志して、アルバイトのかたわら執筆活動を続ける。『翼持つ龍のように』で第三回歴史群像大賞佳作を受賞。確かな軍事知識、大胆かつ緻密な構成、物語性の豊かさなどで好評を博している
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