出版社内容情報
日本の原初的な橋は、流れに木を渡した木橋であった。石橋は平安時代の庭園に用いられ、木橋の変種である土橋を含めた３種類が庭橋を構成する。庭橋は庭園の景観を構成する重要な意匠のひとつとして、庭園と調和した美の要素と園路の一部として機能している。
目次
石橋
木橋
土橋
水辺の石組
橋の歴史と流れ
石橋の種類と構成
水辺の石組の種類と構成
著者等紹介
中根史郎［ナカネシロウ］
１９５０年生まれ。造園家。学習院大学文学部哲学科卒業。１９９５年より株式会社中根造園研究所代表取締役所長。技術士（建設部門）、樹木医、日本庭園学会理事、京都市立芸術大学非常勤講師。古庭園の調査・保存修理、伝統的日本庭園の設計・監理などの専門分野に加えて、公園緑地、アトリウム、自然復元計画などの現代造園にも取り組む一方で、日本庭園に関する多くの著述のほか海外での講演や造園も精力的に行っている
日〓貞夫［ヒビサダオ］
１９４７年生まれ。日本写真家協会会員。「日本の美」をテーマに風景、建築、文化財、美術工芸品などを撮影。日本人が長い歴史の中でつくりあげてきた「かたち」の美しさにこだわり、撮影を続けている
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