内容説明
米国の老牧師が入手した古ぼけた古文書、それはヴィクトール・フランケンシュタインが遺した呪われた人造人間創造の手記だった…博士直筆のデッサンをまじえて克明につづられた驚愕の実録、その全貌を本邦初公開。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Bugsy Malone
70
実在したフランケンシュタインの日記を元牧師が編集整理したという体裁をとった本書、内容はメアリー・シェリーの小説では細かく描かれていなかった怪物の創造の過程とフランケンシュタインの葛藤を描いたものなのだが、凝りに凝った写真やフランケンシュタインが描いたとされるスケッチをも掲載し、「これは本物ですよ!」というその本気度たるや、フェイクだと分かっていても夢中になって読んでしまう。小説とは違う展開も、閉塞された空間の中での息苦しさを感じさせる効果を上げている様に思われ、大変面白く読ませていただきました。2023/10/22
akeno
3
よくできた話でした。興味深い内容でたいへん面白かったです。2014/12/31
pgin
1
日記形式で描かれる、人造人間の製造記録。2017/10/23