学研ホラーノベルズ<br> 邪神たちの2・26

学研ホラーノベルズ
邪神たちの2・26

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  • サイズ B6判/ページ数 250p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784054003842
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0393

内容説明

警戒せよ、邪神クトゥルー東進せり。炎熱の魚怪都市に、深雪の帝都東京に恐ろしくも妖しいサイキック・バトルは続く昭和史の暗部に魔界を幻視するホラー巨篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bugsy Malone

60
元々興味のある2.26事件にクトゥルフを絡め、しかもラヴクラフトまでも登場し、日本の動乱期に海の向こうではラヴクラフトが数々の作品を発表していた事に改めて気付かされた。史実とフィクションの融合も上手く嵌っていて、読んでいてちょっと錯覚をしてしまいそうに。出口王仁三郎や北一輝の扱いも良かった。欲をかけば青年将校たちの心情がもう少し描き出されていればと思うが、それならば史実を読めと言われそうな程にとても面白い1冊でした。2016/10/16

sin

27
学生時代日本史は近代に近づくほど面白くなくなった記憶がある。それは過去の歴史がストーリーとしたら近代はドキュメントにあたるからだと思っていたが、近代史が侵略戦争という面を意識して十分な説明がなされていないからだと、この本を読んでいてそう思った。2013/10/09

miroku

7
あれっ? 以前読んだな、これ・・・。 九頭竜川・くとうりゅうがわ・クトゥルー・・・。 まあ、それなりに面白いかな。2010/08/16

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

6
**クトゥルー**死んだはずの父が生き返った、無残な屍のままで・・・。福井県九頭龍川上流の故郷に帰郷した青年将校海江田の世界は、その日を境に音を立て瓦解する。繰り返し発生する怪異。謎の米国人ハワードからの手紙。全てが揃う時、おぞましい真実が浮かび上がる――外国小説という性格上、作中の舞台がほとんど海外など日本以外に集中するクトゥルー作品。その中で、日本が舞台(しかも実在の地名)という稀有な例である本書。内容に賛否はあると思いますが、着眼点は素直に称賛したい。その後のクトゥルー作品群に多大な影響を与えた良書2012/06/29

ウンティ@十五夜の読書会

0
クトゥルーというよりは2.26本。近代史は苦手。2012/09/05

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