出版社内容情報
少女りんが、村と母を救うため、草木や動物、狐岩の力を借りて三つの光を集める。第22回小川未明文学賞大賞受賞作品。
むかしむかし、影なし山で起こったふしぎなできごと。山をよく知る少女りんが、草木や動物、狐岩の力を借りて三つの光を集め、村を救う。「人の強さ」とはなにか、を心に届けてくれる作品。第22回小川未明文学賞大賞受賞。
内容説明
りんは、影なし山のことなら、なんでも知っている。村と母を救うために、月祭りの晩に三つの光を集めて、かけまわるりん。そんなりんを、やさしく見守っているきつね岩のまなざしがあった。第22回小川未明文学賞大賞受賞作品。
著者等紹介
宇佐美敬子[ウサミケイコ]
フェリス女学院大学卒。『影なし山のりん』で第22回小川未明文学大賞受賞
佐竹美保[サタケミホ]
装画に、『虚空の旅人』(偕成社)、『魔法使いハウルと火の悪魔』(徳間書店)など、多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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花林糖
14
(図書館本)「りんと水晶の泉」「りんときつね岩の涙」の2話。どちらもさらっと面白く読めたけれど、きつね岩の涙の方が魅力のある話だった。全般に都合良過ぎな所が気になるけれど、児童書なので仕方がないかな。きつねに似た岩を実際に見てみたい。2016/05/22
さく
13
佐竹美保さんの絵に惹かれて。佐竹さんの絵というだけでファンタジーの世界に入っていける。この本もそう。表紙の狐岩にどんな秘密が隠されているのかわくわくしながら読みました。2015/11/29
izw
13
図書館の児童書新刊コーナーで佐竹さんの絵に魅かれて手にとった。小川未明文学賞第22回大賞受賞作。まあ面白いと言えるが、もう少し長編にして、丁寧に情景を描くとよいのに、という物足りなさがあった。続編を期待したいところだが「りん」の物語はこれでお終いになるだろうか。2015/01/10
tellme0112
6
教科書にでてきそうな話。シリウス、という言葉が出てきて意外だった。なぜ、シリウス。2018/03/26
頼ちゃん
5
あっさりしているし、1話はうまく行き過ぎている気もするが、児童書なので、ちょうどいいかもしれない。面白かった。2021/07/24