出版社内容情報
84年ぶりに大リーグ年間最多安打記録を破ったシアトル・マリナーズ、イチロー。その記録達成までの軌跡を描く。不滅の大記録の陰に隠されたイチローの苦悩と歓喜を、イチローと深い親交をもつスポーツジャーナリスト義田貴士が、書き下ろす。
内容説明
メジャーリーグ年間最多安打新記録達成までの道のりを少年時代からたどる。イチロー「素顔の物語」。
目次
プロローグ 世界新記録達成の瞬間
第1章 “大好き”との出会い―少年時代
第2章 「夢」が「目標」に変わった時
第3章 そして、プロ野球選手として
第4章 メジャーリーガー「イチロー」誕生
第5章 メジャーリーグ2年目 自信
第6章 メジャーリーグ3年目 試練
第7章 メジャーリーグ4年目 進化
第8章 栄光へのカウントダウン
エピローグ 誰の中にも「イチロー」はいる
著者等紹介
義田貴士[ヨシダタカシ]
スポーツジャーナリスト、俳優。1967年広島市生まれ。テレビ朝日入社後、プロ野球担当記者として活躍。俳優の道をめざすために、2002年テレビ朝日を退社。現在は、スポーツジャーナリストと俳優の二足のわらじを履いて活躍を続ける。スポーツジャーナリストとしては、テレビ朝日系『GET SPORTS』や『報道STATION』等で、プレイヤーとしての選手だけでなく、ひとりの人間としての選手の魅力を伝えている。また、イチローをはじめ、ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜らとも深い親交をもつ
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
I.T
5
ちょっとまえに。
ずんず
1
毎日トレーニングをすることについて、「後で自分に言い訳するのが嫌だから、今やる」と言っているのって、普通の人はそこで理由をつけてやめてしまうのだろうと思うところをやり続けることが結果になるんですね。好きなことを探して欲しいと書いてありますが、それが続けることに必要な要素だと学びました。すぐ行動しようと思います。2020/05/04
H. Ishii/TRGE
0
年間262本打った翌年の2005年出版。およそ信じられない数字を残した人物だから、人並外れてメンタルが強く、技術も優れていると思いがちだが、イチローも人の子。私たちと同じように悩み、苦しみ、もがき、あがいている。唯一凡人と違うところは、自分の理想の形を求めどこまでも思考を掘り下げられること。そしてそれを継続できること。凡人である自分もこれができればと思うが、いつまでもできない。だからイチローはすごいんだけど2016/09/07
まる子
0
イチロー‼️40歳を過ぎても記録に挑戦する姿はなかなか持てるものではないですね。2005年に出版された本書で、2000本安打までの記録ですが、彼がどのような思いでバッターボックスに立っているかがわかります。3000本を目前に学校図書館にイチロー本が無かったので、今回この本を入れましたが、この本で良かった♪2016/08/17
tsuki
0
なんとなくイチローはすごい!というイメージしかなかったが、この本を読んで、イチロー選手は、本当にすごい人だ!って感じた。目標を一つ一つクリアし積み重ねていくことで、大きな記録を達成していたんだなぁ。その根底には、『野球がすき』という子どもの頃からの思いをずっと持ち続けていることなんだろうなぁ。 シスラー選手の記録をぬりかえた時の「激アツ」という言葉。熱い心を大切にしてるのだろう。熱くなれるものがある人はきっとすごく充実してると思う! 「何でもいいから、好きなことを見つけなさい。」 何回でも読みたい!2016/08/01