出版社内容情報
君と僕は似たもの同士。でも、ちょっと違うとこがあるとケンカになって……。僕のとなりには、君じゃなくてもいいのかな……。菊田まりこ待望の新作は、ふたりのカエルのハートフルな物語。大切な人と一緒に読みたい絵本です。
著者等紹介
菊田まりこ[キクタマリコ]
1970年東京都生まれ。絵本とグラフィックデザイン&イラストレーションを中心に活動。絵本作品『いつでも会える』(学研)で1999年度ボローニャ国際児童図書展ボローニャ児童賞の特別賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けん
25
見た目がそっくり、好きなものも嫌いなものも一緒のカエルくんたち。だからこそ、小さな違いが気になってしまう。相手のスキなところもキライなところも含めて、その相手がいいんだと気付けて良かった。2015/12/13
赤い肉球
18
4冊目の菊田まりこさんの絵本。空気みたいな存在なんだよね。こんなことを相方に言わせてみたい。絵本だから子供向けだと思うなかれ。大切なことを気付かせてくれます。心が暖かくなる一冊です。2015/05/15
Cinejazz
11
〝君と僕。なんだか似てるね。スキなものも、キライなものも、いっしょだね。だから、とっても気が合うんだ。でも、いつもいっしょだから、たまに気が合わないと・・・ケンカする。大大大大大キライ!・・・君と僕なのに、ゆるせない!〟・・・『いつでも会える』の<菊田まりこ>さん創作による、大切な人と一緒に読みたいハートフルな大人の絵本。🐸🐸2024/06/24
はな
6
似た者同士のカエルの話。相手のことが本当に好きだからこそ些細なギャップが目についたり、ちょっと合わないなと思うことが大きく感じられたりする。読む人によって、この「君と僕」の関係が、友達だったり、恋人だったり、夫婦だったりと、きっとさまざま違うんだろうなと思いました。相手の好きなところも嫌いなところも、お互いに認め合える関係って素敵だなぁ。2016/05/15
陽月
5
好きだから一緒に居たい、知りたい、知ってもらいたい。時には喧嘩もして離れるけれども離れたときに自分の気持ちを改めて気付く。簡単に見えて実際にはそうは行かないけれども『気付く』事はいくつになっても大事な事だと思う。2015/10/06