出版社内容情報
君と僕は似たもの同士。でも、ちょっと違うとこがあるとケンカになって……。僕のとなりには、君じゃなくてもいいのかな……。菊田まりこ待望の新作は、ふたりのカエルのハートフルな物語。大切な人と一緒に読みたい絵本です。
著者等紹介
菊田まりこ[キクタマリコ]
1970年東京都生まれ。絵本とグラフィックデザイン&イラストレーションを中心に活動。絵本作品『いつでも会える』(学研)で1999年度ボローニャ国際児童図書展ボローニャ児童賞の特別賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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33
初版2004年。いつも一緒にいた二人。ふとしたことで喧嘩になって、、、そこから気付く、二人の関係。あなたの隣が私の場所であり、私の隣があなたの場所であること。全部好きじゃなくてもいい。嫌いなところも含めて、好きの気持ちがある。こんな素敵なことって、ないですよね。2015/02/03
けん
23
見た目がそっくり、好きなものも嫌いなものも一緒のカエルくんたち。だからこそ、小さな違いが気になってしまう。相手のスキなところもキライなところも含めて、その相手がいいんだと気付けて良かった。2015/12/13
赤い肉球
16
4冊目の菊田まりこさんの絵本。空気みたいな存在なんだよね。こんなことを相方に言わせてみたい。絵本だから子供向けだと思うなかれ。大切なことを気付かせてくれます。心が暖かくなる一冊です。2015/05/15
はな
4
似た者同士のカエルの話。相手のことが本当に好きだからこそ些細なギャップが目についたり、ちょっと合わないなと思うことが大きく感じられたりする。読む人によって、この「君と僕」の関係が、友達だったり、恋人だったり、夫婦だったりと、きっとさまざま違うんだろうなと思いました。相手の好きなところも嫌いなところも、お互いに認め合える関係って素敵だなぁ。2016/05/15
ヤコ
4
大人の絵本。じんわりきます。大切な人と読みたいですね。2008/09/22