内容説明
なぜ、雄のクジャクは長い尾を持っているのか?他者への寛大なる行為が、結果的には自己利益につながることをダーウィン進化論、遺伝子学、ゲーム理論を元に解き明かす画期的な人類論。
目次
人間の脳は、協力に喜びを感じる
エゴイスト同士も協力する
なぜ人間は助けあうのか?
寛大なふるまいが、生物を進化させる
雌はゴージャスな雄を選ぶ
ハンディキャップは最高の品質証明書
他人を助けると、セックスへのチャンスも高まる
ダブル・ダーウィン―一人の人間に潜む二人の人間
性的選択は進化のベンチャー・キャピタル
なぜ、人間は物を贈りあうのか?
大切なのは、贈り物を受け取ること
分配できるほど、利益も大きくなる
世界を救う行為は、究極のセックスアピール
人間は、愛を求めて寛大にふるまう
著者等紹介
ノーレットランダーシュ,トール[ノーレットランダーシュ,トール][Norretranders,Tor]
1955年コペンハーゲン生まれ。ロスキレ大学で環境計画と科学社会学で修士号取得。科学ジャーナリストとして、新聞・雑誌、テレビ・ラジオなどで広く活躍、“北欧を代表するサイエンス・コミュニケーター”として知られている。1965年デンマーク作家協会からノンフィクション賞、1966年デンマーク出版クラブから普及賞を受賞している
山下丈[ヤマシタタケシ]
日比谷パーク法律事務所弁護士・弁理士。大宮法科大学院大学専任教授(商法)。日本RIMS/リスクマネジメント協会評議委員。日本ペンクラブ会員
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