怪books
対談集 妖怪大談義

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  • サイズ B6判/ページ数 418p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048839259
  • NDC分類 388.1
  • Cコード C0095

内容説明

各界の「怪しいものには一家言ある」御仁たち15人と語りに語った、京極夏彦初の対談集。

目次

水木しげる―妖怪が深める師弟の絆
養老孟司―脳化社会の妖怪たち
中沢新一―ダンディな悪なる自然
夢枕獏―闘う陰陽師作家、嗤う妖怪作家
アダム・カバット―江戸の妖怪キャラクター
宮部みゆき―妖怪と心の闇をのぞく
山田野理夫―妖怪と怪談の真髄
大塚英志―民俗学は偽史だったのか?
手塚真―妖怪を生み出す手法
高田衛―偉大なる我らのエンタテインメント
保阪正康―「妖怪」がわかれば「昭和」もわかる
唐沢なをき―妖怪図鑑は、愛と勝負感できまる!
小松和彦―妖怪学の現在
西山克―怪異学とは何か?

著者等紹介

京極夏彦[キョウゴクナツヒコ]
小説家・意匠家。1963年北海道生まれ。94年、かねてよりアイデアを温めていた妖怪小説『姑獲鳥の夏』で鮮烈な小説家デビュー。著作は95年『魍魎の匣』(第49回日本推理作家協会賞受賞)、97年『嗤う伊右衛門』(第25回泉鏡花文学賞受賞)、02年『覘き小平次』(第16回山本周五郎賞受賞)、03年『後巷説百物語』(第130回直木賞受賞)ほか
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

92
京極さんと妖怪マニアの方々との対談集。文化だけでなく、信仰や政治などにも妖怪が深く絡んでいたことがわかります。それぞれの方の考察がとても深いので、とにかく濃いですね。妖怪について色々な切り口で語り合うのも興味深かったです。2018/01/17

ワッピー

35
【日本の夏は、やっぱり怪談・和編】扉本として。京極夏彦と14の妖怪談義で広がる怪異の意識には圧倒されます。妖怪とは都市化と関連する「脳化社会の妖怪たち」(養老孟司)、民俗学の変遷「妖怪と怪異の神髄」(山田野理夫)は特に興味深く読みました。妖怪と人間の関係に深さにはあらためて感動!するとともに、かつて神であった存在という捉え方(柳田国男)も捨てがたく、「流刑の神々」や「北欧の神話と伝説」を懐かしく思い出しました。大塚英志との対談で以前読んだ「松岡國男妖怪退治」をやっと理解できました。資料系ですが、おススメ。2021/06/05

優希

33
再読です。対談集ですが、どこから読んでも妖怪です。マニアの方々と対談してますからね。文化のみならず、信仰や政治までも妖怪と深く関係していた。それぞれの考察が深いのでとにかく濃い対談になっていると言えるでしょう。2023/12/30

おばけりんご

21
妖怪好き、専門家、民俗学など多岐に渡る人たちと京極夏彦さんとの対談を纏めた本です。巻末に特別収録として水木しげるさんと荒俣宏さんの対談が載ってます!でも睡眠についてなので妖怪は関係ないかも(笑)。養老孟司さんと宮部みゆきさんの対談が個人的に読んでいて好きでした。驚いたのは大塚英志さんが民俗学専門だったことです。サイコの原作者だから心理学専攻かと思ってました!妖怪好きにはお勧めです。2015/08/12

Yuri

17
対談集ですが、本当に頁の隅から隅まで妖怪だらけ!色んな意味で。 対談相手もなかなかのビックネームで楽しめました。それぞれにアプローチを変えて、それでも一貫して妖怪の話が繰り広げられるのって、やっぱり京極先生凄いな。2021/08/02

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