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内容説明
いろいろなことがあって顔面麻痺。パリで下痢。初めてのコーナー司会で倒れる。叔父の死…。シュールで、可笑しくて、少し哀しいエッセイ二十二編。
目次
静かな日にも心はゆれる
家などいらんが
地上の星
優しい津軽弁
二食ついて五千円、しかもタク送
手の届く天井
些末な話
師と呼んだら怒られるかもしれない
好きで戦うか
銀の芝居〔ほか〕
著者等紹介
大竹まこと[オオタケマコト]
1949年5月22日、東京都生まれ。東京大学教育学部附属中学校・高等学校卒業。1979年、当時の劇団仲間きたろう・斉木しげるとコントグループ“シティボーイズ”を結成。現代社会の不条理をコントで表現し、お笑い界のニューウェーブと呼ばれる。現在、バラエティ番組だけでなく、ドラマ・映画でも活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フロム
6
上手い文章を書く人である。食べ物は旨そうに浮かび、登場人物はその詳細までクッキリ想像できる。メリハリが効いておりヨレッとした曖昧さが無い。文章と言うのは表現の道具なので視点や考え方が重要なのだが大竹まことの最大の美点はその眼差しの優しさにある。文化人になると自分の発言力と立ち位置を見失いがちだが文章を紡ぐ大竹の視点は常に優しい。僕が読んだエッセイや随筆の類の中でも絶品レベルの素晴らしさ。折を見て読み返したい。2019/10/24
たくのみ
6
辛口のコメディアン大竹まことの、亡くなった叔父に捧げられたエッセイ集。大人向けのコントを紡ぎだす脳細胞は、いつになっても明晰だ。「常識」をふまえた上の「非常識」。「馬の鬣のように月日は流れて…」センスある書き出しと、お約束のギャグ。本の中にもサービス精神が溢れている。2013/10/07
お米ビール
2
テレビに出てる変なおじさん、と思ってたけど、いい大人になってもやるせない気持ちっていうものはあって、それに蓋をせずにきちんと向き合って、それを言葉にするのがとても秀逸だった。素敵な本。2023/11/04
横丁の隠居
1
佳著。そうか、大竹さんは東大附属か。2019/09/02
史
1
フランスのトイレ事情に詳しくなった話がすき。2019/01/17