内容説明
42歳で転職、iモード成功の立て役者がその秘密を明かす、感動のリアルビジネス・ドキュメント。
目次
四二歳のとらばーゆ
圧迫面接
議論は平行線のまま
いきなりの方向転換
言葉が通じない!?
ホテル西洋のあやしい大人たち
「クラブ真理」オープン
ビジネス・モデルの確立
都銀がのった!
「iモード」誕生〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
飯田健雄
24
過ぎ去った20年以上前をいとおしみながら読みました。この後は、小泉・竹中路線で「自民党をぶっ壊せ」どころか「日本自体」の経済が壊れてしまいました。日本企業の力強さが壊れる前の白鳥の歌を松永さんがそっと口ずさんでくれました。2023/02/25
Kei
8
iモード開発者の松永さんが自分の体験を述べた本。軽い物語のようにストーリーで伝えられている。開発に関する話が色々載っていてよかったが、あまりにも内容が薄すぎると思う。立ち読みで終わるので、買う必要はなし。2016/05/22
まつまる
2
100円で中古販売されてたので購入。iモードの開発が、どのような人たちの手で、どのようにして開発されたかが理解できる一冊。一番参考になったのは、筆者のビジネスモデルの組み立て方。つまりサービス・製品購買者の「一人一人の明確な『人物像』を描いていく」ことで、そんな人がどのようなものを欲しがっているかをブレーンストーミングで明確化していく方法。また斬新なアイディアを生み出すには、リラックスした雰囲気作りと、自分のフィールドとは異なる人と積極的に交流することが大事だという事も結果を出したが故に説得力を感じる。2011/12/21
ごま
2
すごいすごいすごい。普段何気なく使ってるiモードがこんな風に生まれたなんて。自分もこんな姿勢で仕事を取り組んでみたい、って思ってしまった。と、同時に自分にはこんな熱い部分があるのか、と不安になったり。仕事ができる人間になりたい、人を惹きつけれる人間になりたい、そして、仕事に熱意をもって取り組める大人になりたい。この作品を読んで強くそう思った。2010/04/19
くに1973
1
iPhoneとアンドロイドが、携帯世界のスタンダードとなって久しいですが、かつてドコモが生み出した革新的サービスのお話。 日本はイノベーションが苦手とか色々言われますが、スタートから1年で500万ものユーザーを獲得した稀有なサービスだと思う。 かつては、公社と言われた企業から生まれた異端児。軽やかに描かれていますが、現実はかなり厳しいものだったと推察されます。 新規事業で悩む企業人に改めて読んでもらいたい1冊です。 殿堂入り2022/08/19