三万年の死の教え―チベット『死者の書』の世界

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三万年の死の教え―チベット『死者の書』の世界

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  • サイズ A5判/ページ数 199p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784048833424
  • NDC分類 180.9
  • Cコード C0095

内容説明

人はどこから来て、どこへ去るのか。死に臨むとき、人はなにを体験するのか。宗教学者・中沢新一が、人類三万年の叡智から掘り起こす死の教え。

目次

第1部 三万年の死の教え
第2部 『死者の書』のある風景
第3部 カルマ・リンバの発見

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

in medio tutissimus ibis.

3
『チベット死者の書』として欧米に知られる『バルド・トドゥル』は、チベットの葬式を司るチベット仏教ニンマ派の経典であり、その意味は中陰(バルド)の声聞(トドゥル)という程のものである。その教えの体系において死は、本来必要な高度な修行を積まない者にも訪れる、解脱の最大のチャンスである。そのため、ラマ僧は死にゆくものに、その存在と感覚を残すとされる死後にも、臨死体験において自身の生み出す時に恐ろしい諸仏のイメージを受け入れる事、六道への転生を拒み心の本性(チュウニー)へ解脱する道を何日にもわたって教授し続ける。2018/05/16

Ayaka Yamamoto

1
ノストラダムスの大予言で、「自分の人生はジ・エンド」と思い込んでいた小4の夏。あの日から、なんだかずっと、余生の感覚。 「人は百年もたたないうちに死んでしまう。長寿を得たものも、確実に死んでいく。かたちのあるものは、滅びをむかえ、集まったものは散り散りになっていく。空に生まれ、空に死んでいく。人は皆、わたしもあなたも、この現象世界の中のどこにも、羽を休める足場をみいだすことのできないまま、宙に舞いつづける蜂のようなものだ。財産も、家族も、肉親の愛情も、死のときにはなんの役にもたたない。あなたはそれをすべ2017/05/21

ところてん

1
太古から時間をかけて根付いた、チベットの死の思想について描かれています。死をどのように捉えるのかということに、新しい視点が得られると思います。2016/10/16

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