火の文学

火の文学

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048831819
  • NDC分類 912.7
  • Cコード C0095

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

YO)))

16
前半は新宮の火まつり(お燈まつり)参加のドキュメント、後半は映画「火のまつり」のシナリオ。中上文学の熱源を辿る。 ドキュメント部では、オリュウノオバの"発見"と、記録魔のレイジョウさんのアルバム("一冊のほんとうに完璧な書物")について語り、マルケスやボルヘスの世界・時代を一緒に生きてしまう力が己の中にあると嘯く件りが熱い。 あとは、「熊野集」は二木島の「桜川」を書いてぶっ壊れてしまったけど、それはそれでよくて、そんなにきれいな物語につくらなくてもエッセイのように書いてつなぎ止めていけばいいと思った、とか2017/09/23

hiratax

0
毎年2月6日に和歌山県新宮市で行われる「お燈まつり」へ行ってきた。言うまでもなく中上健次の故郷である。2002年に訪れたことがあるので、実に12年ぶりである。図書館にいた担当者はすでに退職していた。当時はスーパーでパンを買うくらいだったが、今回はめはり、サンマ寿司など地元食をいただく。中上は「火まつり」の呼称を用いるが「お燈まつり」が正しい。急な階段を火のついた松明を持って男たちが駆け下りる。飲酒のトラブルもあるので近場のコンビニは閉まっていた。現代文明が、祭りに屈服している。 名古屋からの特急内で読了。2014/02/05

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