唄う都は雨のち晴れ - トロイメライ

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  • サイズ B6判/ページ数 260p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048742023
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

83
『トロイメライ』続編。薩摩と清国にはさまれた琉球。色鮮やかな街並みに相変わらずのコミカルなやり取り。だがベースには搾取される平民たちの貧しさがある。風水、菓子と器、織物など琉球らしい要素をふんだんに織り交ぜつつの連作ミステリー。胸のすく結末とは行かないものもあるが、その悲哀も飲み込む那覇の街。黒マンサージの正体は・・『テンペスト』を再読するしかないかな。2018/09/21

nyanco

44
前作では「アガーッ」と泣いてばかりだった武太が少し成長したかな?と思っていたら最終話でまたぶたれていましたw でも彼なりの成長が伺えた。人情派なばかりに減俸ばかりだが、その自分だけでなく周りの人のために働くことを覚えた彼の今後が楽しみ。をなり三姉妹の話が多く、これも楽しい。三姉妹のみそっかすの末娘の成長が特に楽しかった。 黒マンサージの活躍は、もっともっと見たかった。テンペストとの関連を忘れかけているので、次からは出来たら人物相関図みたいなのを付けていただきたい! イラスト入りのをヨロシク!2011/07/11

紫 綺

43
「テンペスト」の番外編「トロイメライ」の続編。楽器を操り、唄の上手い変わりもの筑佐事(いわゆる十手持ち)武太が扱う事件の連作短編。音楽で庶民の心をつかみ、人情味溢れる対応で好印象。人情にほだされて職務を全う出来ないことも度々。古き良き琉球の生活スタイルも描かれていて、楽しい。2011/08/03

yooou

43
☆☆☆☆★ あっという間に読み終わってしまって残念。背伸びする幽霊!池上ワールドは健在、いやいや永遠です!!2011/06/25

mikea

42
「テンペスト」→「トロイメライ」を読んでから読むとさらに面白いと思います。武太のまっすぐなところと、和尚のやりとりが大好きです。今ちょうどNHKのドラマ「テンペスト」も観ているので、雰囲気を楽しんでます。映像で観ると色鮮やか~!トロイメライもドラマ化してくれないかな・・・2011/07/29

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