エウスカディ〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 488p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048741170
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

2005年。オリンピックの元柔道スペイン代表選手アイトール・ヨシオカは、幼い頃に死んだ父が、ETAのテロリストだったことを知らされる。父の過去を探ろうとするアイトールだが、事情を知るはずの母マリアは謎の失踪を遂げ、当時を知る者も次々と消されてゆく―。

著者等紹介

馳星周[ハセセイシュウ]
1965年、北海道生まれ。横浜市立大学文理学部卒業。96年、『不夜城』でデビュー。翌年、同作品で第18回吉川英治文学新人賞を、98年、『鎮魂歌 不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞を、99年、『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takeapple

30
逢坂剛のスペイン物を思わせる展開、ワルテルの行動原理が、理想とか正義、愛というところは、80年代から90年代前半に坂東齢人名義の書評で、否定していたものなのになぜ?と思いながら読み進めると、成る程そういうわけかと最後に納得する。全共闘世代の単なるノスタルジー、昔は良かった青春小説批判という意味からワルテルの人物が描かれているのかな。 逢坂剛だけでなく、森詠や船戸テイストが味わえるのも、それらを読んで来た作者だから書けるのだろうし、それらを十分に咀嚼しやっぱり馳星周としての作品に仕上がっているのは流石。2018/05/17

まつじん

19
そして誰もいなくなった、完。上下二巻テロのむなしさをたっぷりと味わいました。破滅へ向かうものは美しいのです、はかないのです。何より悲しいのですね。2010/10/16

ふう

13
交互に描かれる父と息子のパートがちょっとしたミスリードみたいになってた。でも案外"わからないのは本人だけ"な感じがしないでもない。読み終わって「だから言わんこっちゃない」と二人の男に言いたい気分w なんとなく「不夜城」を思い出す読後感(もちろん色んな意味で不夜城のが上)。上下巻に共通だけどスペインフランスのバスク地図じゃなくて登場人物表が欲しかったかな。全員レアルかバルサの選手名にしてくれれば覚えやすかったのにw2010/11/02

Book Lover Mr.Garakuta

12
西ヨーロッパの話。結局身近なものに裏切られるという始末の悪さに泣かされる本だった。2019/06/22

terukravitz

8
★★★★★2018/08/20

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