TRIP TRAP―トリップ・トラップ

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048740128
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

女が男を蔑む時。金原ひとみ最新短編集。

著者等紹介

金原ひとみ[カネハラヒトミ]
1983年生まれ。2003年『蛇にピアス』で第27回すばる文学賞を受賞し、デビュー。同作品で2004年に第130回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うわじまお

29
金原さん自身の私小説短編集でしょうか? 不良の不登校少女が成長して大人になって、恋をして妻となって母となる。そのプロセスが赤裸々に正直に表現されています。読み進めるうちに男にはわからない女の人生のいろんな葛藤に息苦しさを覚えますが、2時間であっという間に読了。筆致はさすが。最後の舞台はわがまち鎌倉でした。2016/08/08

Kei

26
10代、20代と様々な女性模様を描く短篇集。女だわ。めっちゃ女。リアルに女。女性にしか書けない話なのでは。何がテーマだっけ、あぁ、Tripか。。2018/11/13

♡手嶋♡

25
やはり感情移入!ができたのが今回「憂鬱のパリ」までで。なんで!?って自分でも驚いてたら、あ、私は金原さんの「少女」もしくは「女」から「母」になるまでの作品を読んだことが無いからだ、と気づきました。母になって主人公が落ち着いちゃってからは第三者的な気分で読んでしまった。物語から弾かれたみたいで寂しかった。だって私まだ母じゃないもん。これから思いっきり浸り込んで、まるで自分も経験したかのような錯覚に陥りたいなと!そんな私の、作中での一番大好きなセリフ「だって私の事スポイルしてくれるていったじゃん。」↓つづき2016/09/30

なつ

24
一人の女性の思春期(と書くと語弊がありそうだが)から母親になった後までをかいた1冊。文体はきれいで読みやすいですが、次への時間の流れがぶつ切りにされてるような感じがして、ちょっと戸惑った。2015/07/10

きさき

16
★★★☆☆:短編集。初の金原ひとみ。文体は綿矢りさっぽい。鋭い。「女の過程」と「憂鬱のパリ」が良かった。なんで人を好きになると依存するんだろ。2017/11/12

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