出版社内容情報
浅見の元に届いた匂いたつ一通の手紙。「4月10日9時、栃木市の幸来橋に来てください。でないと、私は死ぬことになります」。事件は10年前に起きた調香師殺人事件と複雑に絡み合う。かぐわしき文芸ミステリー。
内容説明
浅見光彦のもとに届いた1通の手紙から、芳香が立ち上った。差出人は、心当たりのない女性…。「4月10日午前9時、栃木市の幸来橋へきてください。でないと、私は死ぬことになります」だが、浅見を待ち受けていたのは2人の刑事だった。新進気鋭の調香師・戸村浩二殺人事件に巻き込まれた浅見は、被害者と手紙の差出人の接点を追って、10年前に殺害された天才調香師・国井和男の事件へとたどり着く。