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極上掌篇小説

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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048737326
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

内容説明

ページを繰れば、まだ見ぬ出会い―。原稿用紙わずか10枚に凝縮されたにおい、手触り、味わいの記憶。こまやかな物語のひだを情感ゆたかに謳いあげる、所要時間各数分、珠玉の現代文学・各駅停車の旅。

著者等紹介

いしいしんじ[イシイシンジ]
1966年大阪府生まれ。03年『麦ふみクーツェ』で坪田譲治文学賞受賞

石田衣良[イシダイラ]
1960年東京都生まれ。97年『池袋ウエストゲートパーク』でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。03年『4TEEN』で直木賞受賞

伊集院静[イジュウインシズカ]
1950年山口県生まれ。89年『三年坂』でデビュー。91年『乳房』で吉川英治文学新人賞、92年『受け月』で直木賞、02年『ごろごろ』で吉川英治文学賞を受賞

歌野晶午[ウタノショウゴ]
1961年福岡県生まれ。88年『長い家の殺人』でデビュー。04年『葉桜の季節に君を想うということ』で日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞を受賞

大岡玲[オオオカアキラ]
1958年東京都生まれ。89年『黄昏のストーム・シーディング』で三島由紀夫賞、90年に『表層生活』で芥川賞受賞。以来、小説の他にもエッセイ、イタリア語を中心とした翻訳等多彩に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

22
偶然、この本の存在を知り図書館に予約。手に取ってビックリしました。真っ赤なんですもの。30人の著名人の作品を1冊で味わえてしまうのは本当に贅沢。ただ、数ページずつの短さの中に凝縮されているので頭を切り替えながら次の作家さんの作品に移らないと頭の中がぐちゃぐちゃになってしまう。中盤がかなりきつかったかな…。不思議さ不気味さが似通っているものが続くと。やはり、本を見てビックリした後すぐに読んだいしいさんの「ミケーネ」と伊集院さんの「仔犬のお礼」が印象的。こういうアンソロジーではどの部分の掲載されるかも大事?2011/07/24

ジュール リブレ

9
掌編小説=ショートショートなんですね。短く紡がれたアンソロジー。ぜいたくなつくりです。途中で食べ飽きることもあったけど、また後半、盛り上がってきました。2011/05/17

のこ

7
現代の名手30名による、極上の掌編小説。厳密な規定(枚数やテーマ等)はないようで、長さもいろいろ、ジャンルも様々。「宇宙」と帯にありましたが、なるほど捉えどころのない、しかしとすんと落ちるような重さを持った短編集です。心なしか暗めのお話が多かったような。ページをめくり、様々な作品に出会うのは、さながら形の違うドアを開けていくよう。次々に見せられる色も形も匂いも違う作品たちに、もっと触れていたいと思いました。2013/11/17

kane_katu

5
★★★☆☆図書館でたまたま目について借りた本。この作者らしいなという話もあれば、この作者こういうのも書くんだという話もあった。1篇1篇がとても短いので、面白くないものがあっても、それほど腹は立たない。全体的にはなかなか良かったね。2017/05/11

merry

5
雑誌に連載されていたのを一冊にまとめたもの。かなり短めなのに、どの作品も作家さんの色が良く出ている。新しい出会いは無かったものの、なかなか楽しめました。2013/11/16

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