内容説明
結婚して4年。僕とゆきには子供ができず、なかなか二人以上の家族にはなれなかった。情緒不安定な毎日を送っていたそんな折、僕は専門学校時代のクラスメイト、和泉みゆきと偶然再会する。和泉は最近、今は亡き共通の友人、スウちゃんの幻を見るのだと告げる。理想を追い求め、三人で過ごした青春の日々。彼女に案内されたシカジカの森でスウちゃんが現れるのを待つうちに、僕のなかに、かつて和泉に寄せていたほのかな好意が蘇るのを感じるのだった―。
著者等紹介
鈴木清剛[スズキセイゴウ]
1970年、神奈川県生まれ。文化服装学院卒業。1997年、『ラジオデイズ』で第34回文藝賞、1999年『ロックンロールミシン』で第12回三島由紀夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しまちゃん
1
三人あわせて、一人という不思議な関係の物語です。「ウイ?」「サバ?」「ノン?」という、ほんわかとしたフレーズも素敵です。自然に読み進んでしまい、不思議な世界に入り込んでしまいます。2012/02/14
レイコ
0
何だコレ?結局最後まで意味不明。恋愛ものでもなくオカルトでもなく、幼少期の親子関係でもなく…全てが中途半端。ストーリー展開は二の次でひたすら文学的表現に拘る、ということもなく。作者自身がどう終わらせたらいいのか、迷いと苦しみすら垣間見えてこちらも辛い。2016/10/27
あきぷぅ。
0
(図書館)2014/07/06
遠い日
0
070202【読書ノート/ひとことメモ】後半が取って付けたよう。“理屈”だな。2007/02/02
黒とかげ
0
うーん。これは物語ではなく各パーツごとを評価してってことだろうが、それがさして面白くない。こういう本は修飾がない分作者そのものが面白くないといけないのだが。それを外すと目も当てられない…。2019/12/05