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赤に捧げる殺意

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048735926
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

内容説明

すべて単行本初収録。とびきりの謎、推理の極み。超豪華なラインナップで贈る戦慄のミステリー・アンソロジー。

著者等紹介

有栖川有栖[アリスガワアリス]
1959年、大阪府生まれ。同志社大学法学部卒。書店勤務時代の1989年、『月光ゲームYの悲劇’88』(東京創元社)で鮮烈なデビューを果たす。閉鎖された場所での連続殺人や不可解なダイイング・メッセージなどのミステリ要素に満ちた本作品は、本格ミステリ復権の一翼を担う作品として高い評価を受けた。2003年、『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞を受賞。本格ミステリ作家クラブ初代会長

折原一[オリハライチ]
1951年、埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、編集者を経て、1988年に短編集『五つの棺』(東京創元社)でデビュー。バラエティあふれる密室トリックの数々は、多くのミステリ・ファンを魅了した。氏が物語に仕掛ける鮮やかな切れ味の叙述トリックは、読む者の世界を一瞬のうちにひっくり返す魔術である。長編第一作『倒錯の死角(アングル)』の二転三転、四転五転するラストシーンには、ただただ驚くしかないだろう。第34回江戸川乱歩賞候補『倒錯のロンド』(講談社)、第118回直木賞候補『兔罪者』(文芸春淑)、第48回日本推理作家協会賞長編部門受賞『沈黙の教室』(早川書房)など、次々と話題作を送り出す、サスペンスとサプライズに満ちた叙述トリックの名手

太田忠司[オオタタダシ]
1959年、愛知県生まれ。名古屋工業大学電気工学科卒業。1981年、大学在学中に投稿した「帰郷」が星新一ショートショート・コンテストで優秀作に選ばれる。1990年『僕の殺人』で長編デビュー。本格ファンをうならせる骨太で緻密なミステリであると同時に、人間的な魅力に富んだシリーズキャラクターたちが事件を通じて悩み、成長していく作品は、幅広い世代の読者に支持されている

赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。1976年、『幽霊列車』で第15回オール読物推理小説新人賞を受賞しデビュー。リズミカルな文章と手に汗握るサスペンスで、またたくまに読者を獲得した。コメディタッチのミステリから恋愛小説、ホラーまで、幅広い作風と物語の抜群の面白さは、世代を問わず高い人気を集めている。また、女子高校生がやくざの組を継いで奮闘する『セーラー服と機関銃』(角川書店)をはじめ、映像化された作品も多数。著作はすでに450冊を突破し、名実ともに日本のエンタテインメント小説界に燦然と輝く大巨星である

西沢保彦[ニシザワヤスヒコ]
1960年、高知県生まれ。米エカード大学創作法専修を卒業後、高知大学助手などを経て執筆活動に入る。1990年、『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補になった後、1995年、バラバラ殺人ばかりを集めた奇抜な短編集『解体諸因』(講談社)で鮮烈なデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

22
偶然手にした1冊でしたが、なかなかどうして・・・とても楽しませていただきました。名探偵の謎解き勝負のようで・・・。面白かった~。ミステリー作品はあまり読んでいなかったのですが、こういうアンソロジー的なものも十分作家さんの個性を発揮できますね。「青に捧げる悪夢」というのも出ているとか・・・こちらもぜひ読んでみたいです。赤川次郎さんの「命の恩人」鯨統一郎さんの「Aは安楽椅子のA」が印象的。さっそく青を予約しなくちゃ!!2011/03/19

那由多

14
有栖川有栖さんと麻耶雄嵩さん目当てでしたが、全員好きな作家さんだったので甲乙つけがたし。アンソロミステリーとして、誰にでもオススメできる一冊でした。2019/02/19

ふう

10
「青」もあるらしいがあんまり惹かれるメンツじゃないかなぁ(おい)なんて思いながら読んだけど、こっちもさほど面白くもなくて残念(おいおい)。色々な探偵が登場するがこの本からはドキッとするような出会いは期待できないような。そんな中意外と良かったのが赤川次郎。つかどれにも全然「赤」要素なかったんだけどいいのか?w2017/06/01

神野

10
赤川次郎、有栖川有栖狙い。砕けた叫び(有栖川)火村英生と有栖川がダイイングメッセージに挑むが。命の恩人(赤川)娘の命の恩人に頼まれる久美子の話が良いね。好きな作家さんの作品は好きだから読めるけど、ミステリー短編が苦手なので、どうしても面白さが微妙。他の作品はトリックが微妙だし、推理小説とジャンルがバレてるので、驚きは無いし、あっさり見破れてしまう。私にはやはり短編は向かない模様。新しい作家さんの作品を読む機会になりそうです。この中だと赤川次郎が1番、有栖川有栖が2番目に好き。3位鯨統、四位麻耶かな?2016/01/24

オーウェン

7
基本は探偵や刑事たちによるミステリのアンソロジー。引き付けられるのは作者特有の名探偵たち。火村シリーズでは現場に残されたダイイングメッセージ。そしてムンクの叫びが重要なキーワードに。対しては銘探偵の方のメルカトル鮎。 こちらはシリーズでも珍しいほどに、美袋とメルカトルのやり取りが楽しい一作。更に解決のためそこまでするかというメルカトルのやり口が執念を感じさせる。 残りの作家さんも楽しめるが、バカミス作家の霞さんと鯨さんが揃っているというのは意外。シリーズとしてもう1作あるみたいなので、そちらも読みたい。2018/06/13

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