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白の鳥と黒の鳥

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048735742
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

耳を澄ませば、すぐ近くに聞こえてくる、小鳥たちのさえずり、住人たちの笑いと息づかい。世界のはしっこで生きぬく幸福な物語。物語の魔法つかい、いしいしんじの愛しき短篇小説集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ままこ

63
奇妙でそこはかとなく哀愁漂う寓話的な短編集。不条理と闇。白より黒の要素が強かった。ダークいしいさん。2018/10/11

(C17H26O4)

50
いしいしんじの物語はどれも、一見心温まる感じがしたとしても、どこかに狂気が潜んでいるような気がしてなんだか怖いと思う。そんな中でもこれは、これまで読んだ著者のどの作品より人間の黒い部分やいやらしさを引き出している話が目立って印象的で、気分が悪くなってしまいました。感情の生理的な部分を揺さぶるところに著者の意図と凄さを感じます。(人間の白い部分に焦点を当てた話も入っています。でもやはりどこかにちょっと…)「世界のはしっこで生きぬく幸福な物語」という帯の文句の狙いは?帯を素直に信じてはいけない本です。2018/09/16

あっちゃん

18
いつもより少しダーク!こんなブラックな、いしいしんじさんは初めて!短編集とショートショートの間くらいな長さが、読みやすかった!2014/02/04

Nao*

5
図書館本。ダークで奇妙で、ちょっと難解な短編集。いしいさんは「トリツカレ男」のイメージが強く、この作品は童話的な要素を含みつつも残酷な部分も多いので意外でした。リアルで後味の悪いもの、無邪気で残酷なもの、純粋であるが故の狂気を感じるもの…全体的に共通して暗い雰囲気が漂っていて読後はもやもやした気分。「カラタチとブルーベル」「緑春」「透明に関する4つの小話」がすき。辛うじて優しい仕上がりな気がするので。2014/04/23

5
大人の寓話集。気味悪いものも多数。2013/08/19

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