生首に聞いてみろ

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生首に聞いてみろ

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  • サイズ B6判/ページ数 492p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048734745
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

首を切り取られた石膏像が、殺人を予告する―著名な彫刻家・川島伊作が病死した。彼が倒れる直前に完成させた、娘の江知佳をモデルにした石膏像の首が切り取られ、持ち去られてしまう。悪質ないたずらなのか、それとも江知佳への殺人予告か。三転四転する謎に迫る名探偵・法月綸太郎の推理の行方は―!?幾重にも絡んだ悲劇の幕が、いま、開く。

著者等紹介

法月綸太郎[ノリズキリンタロウ]
1964年10月15日島根県出身。京都大学法学部卒。在学中は京大推理小説研究会に所属。1988年『密閉教室』でデビュー。翌1989年には著者と同姓同名の探偵が登場する『雪密室』を刊行。以後、ロジカルな推理で読者を圧倒する本格ミステリを次々と生み出す。2002年には「都市伝説パズル」で第55回日本推理作家協会賞短編賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山田太郎

60
再読ですが、全然覚えてなかった。ここまで新鮮な気持ちで読めると50歳を超えて自分のボケ具合もそう悪いものでもないのではないかと思いました。そういえば各章のタイトルがクリムゾンだったりするようですが、クリムゾン好きな作家って信用できる気がするな、自分的にはプログレ好きなわけでもないんですが。当たり外れがあるのが、ビートルズ、これ書いとけばなんとなくいいやみたいな作家さんが多いのではないかと。ストーンズとはあんまり言わないような。2018/01/13

さっこ

53
有名な彫刻家が病死し、彼の遺作となった娘をモデルとした石膏像の首が切り取られてします。殺人予告かいたずらか。題名から横溝正史さんのようなオドロオドロした作品になるかと思えば中途半端な感じ。後半、無理やりな印象を受けました。

背古巣

43
お勧めの推理小説を探した時に、参照したリストの上位にあった作品。ずっと積ん読だった。上位にランクされる理由は、その構成の緻密さではないだろうか?序盤にちょっとした事件が起きる。題名からしてこのままじゃ終らないだろうなと思っていたら、案の定メインの事件発生。推理、解決していく過程がとても論理的で、私はこういうの好き!!でも、いくら警視だからって、捜査に息子連れて行くなんて、あり得ないでしょう…。何時もの一言、「面白かったー!。」(^o^)2017/11/28

Kiyoshi Utsugi

42
この作品は本格ミステリ大賞を受賞した作品。 後輩のカメラマン田代周平の写真展に出掛けた法月綸太郎は、そこで川島江知佳とそのおじさんで法月綸太郎の知り合いでもある翻訳家の川島敦志に出会うところから始まります。 江知佳の父親は有名な彫刻家の川島伊作ですが、亡くなる直前に娘の江知佳をモデルにした石膏像を残していました。 しかも江知佳は何者かによって殺されてしまいます。この謎を解くのが法月綸太郎。 二転三転しますが、そこが面白いところ。ついつい最後まで読んでしまいますね。2022/07/22

PSV

42
生首に聞いてみましたが、さっぱり面白さが分かりません。仕方ないので胴体の方に聞いてみたら、屍なので答えませんでした。まあそんな感じ(どんな感じ?)  ★★☆☆☆2012/05/20

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