月の砂漠

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048734318
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

ITベンチャーの若き起業家永井恭二は、海外での株式公開を果たし時代の寵児としてマスコミにもて囃されていたが、妻のアキラと娘のカアイに家を出ていかれ、砂を噛むような茫漠たる思いを抱えていた。彼は偶然知り合った男娼のキーチに、妻子を捜すよう依頼するが…。三島賞作家が紡ぎ出す、「家族」というこの世でもっとも脆くそして拭いがたい絆。待望の受賞後、第一作。

著者等紹介

青山真治[アオヤマシンジ]
1964年7月13日北九州市門司生れ。立教大学英米文学科卒。1996年『Helpless』で映画監督としてデビュー。2000年『EUREKA』が第53回カンヌ国際映画祭国際批評論家連盟賞と全キリスト協会賞を受賞。処女小説『ユリイカEUREKA』が、第14回三島由紀夫賞受賞。監督作品『月の砂漠』は2001年の第54回カンヌ国際映画祭に出品された
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

23
ITベンチャーの起業家の話に男娼の話を持ち込み、面白そうであったが、あまりビジネスの突っ込んだ話はなく、多少はエロチックであるが中途半端に感じた。盛り上がりに欠ける作品であるが、著者の代表作のユリイカを読んでみたい。当作は映画のノベライズらしいが、映画の方はカンヌ映画祭に出品されたらしい。2017/08/18

なつ

14
私には全く合わなかった。何が言いたいのかもわからないし、話が色々と飛んでるような気もして。救いがあったようにも見えなかった。最後もよくわからないまま。2015/03/20

かりん

5
初読み。崩壊した人々の話。タイトルに惹かれ手にしたが、終始理解しがたく、展開も煮え切らない。私には合わない作品だった。2013/12/12

ばしこ♪

1
遠目で見ている月は美しいが、いざ月に辿り着くと何もなく寂しさだけが募る。その月ってのは名誉や勲章なのかも?そして、望むべき普通の家庭とは?難題を突き付けられ、煮え切らず終わった(>_<)2012/11/12

座敷ワラジ

1
理解が難しかった。2010/12/04

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