出版社内容情報
森野が拾ってきたのは、連続殺人鬼の日記だった。学校の図書館で僕らは、次の土曜日の午後、まだ発見されていない被害者の死体を見物にいくことを決めた……。話題騒然の若き天才乙一、初の単行本がここに登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
287
色々な殺人事件を叙述トリックを駆使して書かれた一冊。乙一面白いなぁと思った。リストカットはそこまで集めるのに見つからなかったのが不思議だし、土は中々ついて行けない話だな。2018/08/19
takaC
138
これ、文庫だと「僕の章」と「夜の章」に分割されてるから難解だったということがわかった。こういう順番に読む方がまだ入り込みやすい。2013/12/09
パフちゃん@かのん変更
109
乙一氏の別ペンネーム「中田永一」氏の温かい感じが好きです。GOTHは読メの感想で面白そうだったから読みました。途中グロすぎてリタイアしそうになりましたが、なんとか読破。最後の「声」は主人公と犯人が混乱して騙されそうになりました。最後まで読んでみたらなかなか面白かった。 2013/12/09
yumimiy
55
先ず、GOTHってなんだろ、ゴシック、ゴスロリ…ふとボードレールの「悪の華」が浮上。健全な男子高生を装う「僕」と、孤立型美女子高生「夜」の危険な遊び。①暗黒系、女子高生3人を惨殺した男に故意に近づく「夜」お陰で「僕」は狂気のナイフを手に入れる②リストカット事件、先生!「僕」もリストカットの傷が美しい手が欲しい!③犬、ユカの復讐に「僕」はナイフを渡し協力、その犬を飼うことになる。④記憶、死体ごっこで遊ぶ双子「夜」と「夕」、犬嫌いになる。⑤土、人を生き埋めにする男を援護する「僕」⑥声、「僕」と「俺」・神山樹!2021/10/10
K
55
乙一ワールド全開のホラーミステリー。怖いけど先が知りたくて、決して気分は良くないけど嫌いじゃない。そんな不思議な作品です。2016/10/15