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マリア・プロジェクト

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  • サイズ B6判/ページ数 576p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048733304
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

妊娠22週目の胎児の卵巣に存在する700万個の卵子。この生物学上の事実が、巨額の金をもたらすプロジェクトを生んだ。顕微鏡の中で繰り広げられる生命創出の一部始終。快感に打ち震える狂気の科学者。神を冒涜する所業に今、ひとりの日本人が立ち向かった。“朝倉恭介シリーズ”で日本のエンタテインメント界に新風を吹き込んだ楡周平が放つ、冒険サスペンス巨編。

著者等紹介

楡周平[ニレシュウヘイ]
1957年生まれ。米国企業在職中の96年に執筆した『Cの福音』で衝撃デビュー。同作は20万部を超えるベストセラーとなり、一躍脚光を浴びる。第二弾『クーデター』も大ヒットを飛ばし、日本のエンタテインメント界の次代を担う書き手として揺るぎない地位を確立する。日本人離れしたストーリーテリングと圧倒的なスケール感で読者を魅了
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

朱音

11
現実と架空のギリギリのラインで「科学的にありそうな」点が実に怖いわけで。医学ミステリ・ホラーではちょくちょく使われ始めている素材なのでちょい点辛目に見てしまうのだけれど、なんだか男性作家が書いた本だよな~という印象で、なんか引っかかる。何がナンだというわけではないのだけれど。終盤のアクションは惹きこまれるのだが。2010/12/04

テンプル

3
非常に難しい問題を題材にした小説でモラルとか倫理とかについてとても考えさせられました。狂った医者達についても病気を抱える親の立場になってみればすがりたくなってしまう気持ちもわからないでもありませんでした。2010/03/26

りんこ

2
マリア=処女懐胎ってのは想像がつきましたが、ファンタジーな話ではなく、本当に合ってもおかしくない所が非常に怖かったです。それにあの医者たちの言い分も・・・。現代の医療があるのは先人たちが健康な人間を解剖し、体の機能やらなんやらを開明してきたからなのであって、つまり医学の発展に犠牲はつきもの・・・。なんだかなー・・・。あとストーリーとして終わり方が惜しい。2011/11/23

ronny

1
強者が弱者を富者が貧者を食い物にするのは世の常であるだけに、現実に無さそうで有りそうで微妙で複雑な気分にさせられる。終盤のトンドの男たちの、体を張った「家族」の救出劇にはぐっとくる。敬虔なキリスト教徒が多く子供を大切にする気風のあるフィリピンで、このような事が起きてしまった事に何ともいえない皮肉を感じる。2010/12/23

鈴と空

1
少々難しい部分もあって手こずったりもしたんだけど、それでも面白かった。人の気持ちに付け込む「狂気の科学者」がホントに厭。狂気の暴走は結局進歩を妨げると思う。2009/02/19

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