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ぼくとアナン

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048733236
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

イノチっておわらない。イノチって窓の向こうに続く永遠なんだよ。すべての親とこどものための愛と希望の物語。

著者等紹介

梓河人[アズサカワト]
1960年、愛知県生まれ。短編「その愛は石より重いか」でデビュー。「NIGHT HEAD」より飯田譲治氏に協力している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みかん🍊

96
『アナン』の方を読んだのは随分前で細かい所は大分忘れていますが、子ども用に猫のバケツ目線で書かれたこの作品も素晴らしかった、最後のほうは切なくて苦しくて涙で文字が滲んで読めなかった。ゴミ置き場に捨てられていた所をホームレスのナガレに救われた猫のバケツと人間の赤ちゃんのアナン、天使のようなアナンは特別な才能を持った誰からも愛される子供だった、彼の作ったモザイクは観る人も胸をうち心が洗われる、バケツとナガレのアナンを想う気持ちが切なかった。2018/12/17

財布にジャック

72
子供の為に梓さんが書き直したというもうひとつの「アナン」も、大人向けに負けず劣らず心を打つお話でした。猫のバケツの視点で物語が語られるのが、とっても可愛くて好感が持てます。犬、鳥、鼠、ももんが、フェレット、とかげと動物総出演なのも動物好きには堪りません。こんな素敵な本を、子供の頃にもし読めていたらと思うと、タイムマシンで時をさかのぼって子供に戻りたいと願ってしまいました。2011/02/17

Shinji Hyodo

68
“ナオ”“ナアオ”人の名前じゃありません。ニャンコの鳴き声でワォ、ワァァオみたいな感じですかね…これって、ほぼ童話ですよね。オーバー還暦のオヤジの読む本じゃないなぁ〜と止めようとするのに最後まで読んじまって、挙句最後にウルっと来てれば世話ないや(^^;;どんだけお子ちゃま脳なんだ…って物語でした(^^)我が家のニャンコとバケツ(物語の中のニャンコの名前)がちょいとオーバーラップしたのがいけなかったかなぁ〜2015/07/06

KAZOO

68
この作品は、これだけでも楽しめるのですが「アナン」を読んでいたほうがさらに楽しめます。作者は子供用に書いたといわれていますが、大人でも楽しめます。「アナン」を猫の目から見た物語に仕立て上げています。私は一気に読んでしまいましたが、やはりうるるするところがあります。外では読めないですね。表紙の絵がいい感じです。この作者の絵で、うまくまとめて絵本にでもしてくれないですかね。2015/06/09

たんたん(休みます)

58
「アナン」の世界へ向かう途中1本道を間違えて迷い込んでしまったような「アナン」とは少し違った不思議な世界。バケツから見たアナンとナガレの物語。バケツはアナンの兄弟分である事が本当に誇りだったんだね。児童書とあってどうしようもない程の哀愁や闇や暗さはなく少し物足りなさを感じるけど、色んな人にまた会えて嬉しかったしラストもよかった。あんなナガレさんもいい。親子の愛、猫の愛、三人は繋がっている、永遠にね。酒井駒子さんのバケツがとても綺麗で表紙を見てドキッ。アナンはぼくが守るよって言っているのかな?2015/05/01

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