内容説明
人の業“科学”が到った極限のヴィジョン。「奇蹟」。人類はついに最終進化に突入した。壮大なプロジェクトが完遂するとき、カオスの縁からその存在が起ち上がる…。科学と文学の垣根を越え、かつて誰も見たことのない地平に誘う書き下ろし超絶エンターテインメント大作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
52
図書館本。 上巻の時点でなんとなーく悪い予感がしていたのですが、やっぱり…！な展開でした。研究所に科学者が終結して面白そうな実験台があったら当然怪物を作っちゃうよね…（汗）。人間の脳を超えた電子頭脳が作った恐怖の荒神…！シンギュラリティが実現したとしたらこういう感じのデジタルの怪物を神社やお寺が対処しなければいけない事態が出てくるということですね…（苦笑）。2018/12/19
のりすけたろう
28
初、瀬名秀明！予想以上に面白くて、一気読みでした。専門用語が結構出てくるけど、気にせず読み進めました。そんな考えがー‼️って思いながら、知識が増えたような気がして、とても満足⭐️どこに向かうのかドキドキしながら読めました。あまりに楽しかったので、普段は連続で同じ作家の本は読まないんだけど、余韻そのままに✨パラサイト・イヴを読むことにしました。めちゃくちゃ楽しみ❤️2022/03/10
エン
6
20年以上ぶりに再読！…いや💦…まったく…内容おぼえてなく(-.-)…初見気分で読んだ(笑)💦…ブレインテックという脳の研究所で起こる実験('_'?) 神とは？死後とは？エイリアン👽️人工生命？とエンターテイメント感満載✨…上巻よりは下巻の方が展開速く楽しめたかな⭐…でも！結果！読んでも…自分の脳はおぼえてなかった(笑)…2023/05/26
くまこ
5
第3部「キリストの変容」は読み応えがあった。ストーリーは度外視して、北川に脳・神・人類というテーマを、もっと深く語らせてほしかった。逆に言えば、北川を追及すべき孝岡が弱過ぎて、最後まで影が薄かった印象。小説としては完成度低いような気がするが、テーマが面白かったし、脳関連の読書モチベーションが上がった。何か頭の中でキラキラ弾けた。2011/08/18
こくしまん
4
瀬名さんの言いたいことは、なんとなくだけどわかった気がする。でも、後半の展開はあまりにもトンデモ過ぎる。上巻で示された科学知識と、後半の奇跡がどうにもつながらない。チグハグ。前半であれほどの大風呂敷広げたんなら、頼むから綺麗にたたんでください！ 2011/06/01
