内容説明
究極の扉がいま開かれてゆく。「脳」。そこには生命の謎、超常現象の根源、死後の世界の正体、そして神の姿が収まっている―。恐るべき新世代の天才が、人類最後の未知の領域を強烈に照らし出す!2年半の沈黙を破り「パラサイト・イヴ」の著者がついに放つ長篇第2作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
51
図書館で借りた本。 タイトルの意味は脳のしわ…それとも深層部かな?作中の建物も脳を摸した感じでした。京極夏彦の狂骨の骨がこんな感じだったような? 専門用語ラッシュと聞いていたので身構えて読み始めましたが高校生物レベルの知識があればさほど苦労はしないみたいです。 「神は脳がつくりだした産物なのか?」答えは下巻に続きそうですが、チンパンジーとかゴリラの生死感が「穴にもぐる」だとは…。神道もそんな感じの生死感らしいので意外な接点でした…。2018/09/23
本みかん
10
脳の話。瀬名先生の小説は論文というか、専門書を読んでいるような感覚に陥る。あとキリスト教がよく出てくる。寝る前に読めばよく眠れそうである。本筋よりも科学的な解説の方が長いんだもの。先へ先へ読もうとする気にあまりなれず、読むのに時間がかかってしまった。2022/02/23
レイス
3
説明が長くて物語としてはまだ面白いとは言えない。でも、脳みそのことをいろいろ知ることができて満足だ。「オメガ・プロジェクト」とは「人類善人化計画」と考えていいのかな。なかなかマッドでいいんじゃない。2019/10/21
スパゴー
3
専門用語の嵐に巻き込まれ撃沈しました…。2014/05/21
隠者
2
脳科学の話満載で非常に人を選びそうな話。個人的には凄く興味のある話なので楽しめた。ただ、物凄く専門的な話を結構そのまま載せてる感じなので合わない人がほとんどじゃないかと思う。そこからみんなの妄想が似通ってたりゴリラは今後どうなるのかを考えるとワクワクが止まらない。2022/08/15