内容説明
交通事故。八年間にわたる入院生活。そして、全てを包みこんでくれた母の死。幾多の苦難を乗りこえて、克己はゼロから出発する。空白の時間に埋もれたもう一人の自分を探すために。圧倒的な人間愛を描いた長編小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
七色一味
29
読破。物足りない、というかこういう物語でいいのか? という思いが強いかな。前半はすごく前向きでいい話なのに、後半になると「え? えぇ?」っていうギャップ。まぁ、自分がもしもこうなったら──と思うと、全てを否定することはできないけれど、それでもなぁ~。ありきたりの話ではないけれど、気持ちのよい話ではないかなぁ。2012/11/16
三和 良平
6
真保さんなので普通には終わらないと予想した通り、途中が長すぎのように感じたが、最後悲しくて衝撃的で、再起には余りにも厳しすぎる状態で終焉。自分にとって感動長編でした。2015/07/11
Shinichi Tajiri
5
救いの無い小説2012/07/07
べっちー
4
奇跡の人であれば、人を殺そうが半身不随にしようが、火事を引き起こす大惨事にきっかけの暴力事件を起こそうが、人の夫を殴り倒そうが女の首を絞めようが 奇跡の人であれば何ら罪に問われないというお話。そしてすべては他人のせい。2022/12/02
tai65
3
星4・52022/05/10