内容説明
あたしは自分の誕生日も知らない。国籍もない。そして名前もなかった。あたしの生まれた街はあたしによそよそしくて、肌寒くて、どこかいやなにおいだった―。孤独で貧しくて、けれど決して希望を捨てない街=イェンタウン。円で夢が叶う街。少女アゲハを通して描かれる、切なくて愛しい物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
6
表紙の蝶々が象徴的だと思いました。この話は一体何がメインになっていたんだろう…。読み終わって一番に浮かぶのは蝶のタトゥーやバンドのシーンです。2011/10/06
伊藤勝大
4
☆☆☆2018/10/21
とも
4
確実に前にも読んだことがあると思いながらも、なぜか読みたくなってしまって再読。おとぎ話のようなおしゃれな世界観が楽しめました。話の展開としては、けっこうバタバタしていてまさか諜報機関とか殺し屋とかが出てくるとは思っていなかったので再読なのにびっくりしました。2015/06/10
ぽいふる
2
映画の世界観そのままで伊藤歩の無表情な顔やCharaのバンドを思い浮かべ映画をみているかのような雰囲気でした。正直あと二倍ぐらい書いてほしかった。2016/01/15
an
2
CHARA主演他で映画化された原作。CHARAのアルバム聞いていて、ずっと気になってやっと読みました。映画は観ていないのですが、原作読んでから曲を聞くと違って聞こえる。ような気がします。2011/10/14