内容説明
東日本大震災は、繁栄と停滞を繰り返しながらも、戦後長きにわたって続いてきた“日本的なかたち”を、根底から揺さぶるものとなった。しかしそれは、新しく、より強い日本の始まりでもある。「3.11」後、日本はどのように変わるべきなのか?多士済々たる識者がそれぞれの専門分野から復興戦略を提言するオムニバス論考集。
目次
環境復旧型の高度「反復再生産」社会の実現 特別手記・私が見た「この世の終わり」の風景(松島令)
第1部 日本の明日(高度成長期型意思決定からの転換 「変化」と「多様化」に適応したリーダーよ、出でよ!(夏野剛)
「経済性」と「安全性」のトレードオフを考慮した国民的議論を 原発論争にダマされるな!―日本のエネルギー戦略を決める3つの条件(池田信夫)
低エネルギー型新農業ライフスタイルへの変革 誰が食を殺すのか?―風評被害を超えて日本の農業を再生せよ(横山和成+櫻本直美)
国民が富む政策を立案し、順次実行していく真の政治主導 大地を汚した我らの罪をいかに贖うか。(山本一郎))
第2部 新しい日本へ(産業構造の中心を製造業から高度なサービス産業へ・専門家がいなければ外国人を呼ぶ 未曾有の国難を超えて、新しい日本をつくるために(野口悠紀雄)
電子政府をはじめとするITサービスの整備 試されたITとメディア―それらはどこまで役に立ったのか?(まつもとあつし)
工業社会への「復興」ではなく、情報社会の「創造」へ 「腐海」の向こうに「ジャパンクール」は見えるか(奥野卓司)
みんなの力はグーグル以上に大きい グーグルが史上最難のプロジェクトに挑んだ1カ月(INTERVIEW三浦健氏+ブラッド・エリス氏+富永紗くら氏))
感想・レビュー
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