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内容説明
瑩国公式第一王女マーガレットの婚約者である悳国王子ディードが、外交のため来訪することとなった。悳国が製造した『グラフの数珠』とそれによって起きた事件の数々により、二国間は緊張状態にある。その関係改善を目論んでの来訪とはいえ、この機に乗じて何かを企てる輩が出てくることは必然だった。王子の暗殺計画すらもが囁かれる中、瑩国王家は『レキュリィの宴』に協力を仰いだ厳戒態勢で挑む。フォグとアルトは、王子を歓迎するため開催される夜会の警護役として任命されることになったが…。策謀と毒気が渦巻く都市・匍都で繰り広げられる薄闇の幻想物語、第三幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
42
ユヴィオールが本性を曝け出し、社交界を混乱の渦に陥れる…な話。敵の大量登場、ユヴィオール本格参戦した訳ですが、そこまで盛り上がる事も無く終わっちゃいましたね。その分世界観に厚みが増したので、今後の展開が非常に楽しみですが。今回何よりも印象に残ったのはアルトが少しずつ変わってきた所でしょうか。マーガレット、アルトが出会った事で彼らを取り巻く世界が広がると同時にフォグたちの心境に変化が見られるようになったので、今後はそういった部分も楽しみながら読めそうです。次巻も期待ですね。2015/06/14
YO-HEY＠紅蓮ロデオ
16
前巻より全然良かった。ﾕｳﾞｨが多少小物感が強いのはどうにかならないかな?2011/05/18
コリ
15
物語が大きく動き出したなぁ…。ユヴィオールの野望、エルザ、魔剣の母…といった、今後の展開に大きな影響を及ぼす要素がゴロゴロしてて、ロクな事にならないんだろうなぁと思いつつ続きがとても楽しみ。それにしてもフォグとアルトのやり取りはいつ読んでも和むなぁ…。そしてやっぱり強いじゃんレキュリィ！ま、フォグの妹だしね…。あと、妹といえばキリエ。アルトに調子を狂わされるやり取りが微笑ましかった(笑)巻末イラストみたいに苦労性なのだろう(笑)今後の彼女の立ち位置にも注目したい。2011/05/22
METHIE
14
何故か薄いと思った。次読む時は大分先だと思う。2014/03/04
ハルクイン
11
前巻では暗躍メインだったユヴィオールが表舞台に躍り出た。そして煉獄の力の大元に対する片鱗が見えておもしろい。ちょっと嫌な予感はするけど止まらない。2014/04/07
