アスキー新書
ルポ 電子書籍大国アメリカ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784048689601
  • NDC分類 023.53
  • Cコード C1263

内容説明

日本でも電子書籍元年を迎えた2010年。アマゾン、グーグル、アップルの真の目的は何か?本の電子化で読書習慣、思考の仕方、出版社・著者・読者のあり方はどう変わっていくのか?電子書籍とブックピープルの未来地図がここにある!電子書籍市場の最前線からレポート。

目次

1 未来型読書体験の幕開け
2 シリコンのようにしなやかなアメリカの出版社の対応
3 アマゾンの本当の力
4 電子書籍の値段と印税
5 電子書籍で70%のおいしい印税生活が実現するのか?
6 アップルが電子書籍にもたらした功罪
7 本の未来をパワフルに模索している業界人たち
8 アメリカ電子書籍の最前線では
9 電子書籍化は“出版文化を守る”ことにならないのか?

著者等紹介

大原ケイ[オオハラケイ]
アメリカと日本で子供時代を過ごし、英語と日本語の本を読んで育った帰国子女のなれの果て。ニューヨークの大学でジャーナリズムを学ぶ。講談社アメリカやランダムハウス講談社に勤務後、リテラリー・エージェントとして独立。現在は、日本の著者・著作を海外に広めるべく奮闘中。アメリカ出版業界の裏事情、NYローカルネタ、日米文化比較に関する記事を新聞、雑誌に幅広く寄稿する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akira

25
新書。 2010年ごろ、日本で電子書籍元年と呼ばれていた頃の内容。 タイトル通り、アメリカでの電子書籍関係はもちろん、日本とは違った出版事情は面白かった。 キンドルがダサくていい理由。iPadであろうが、iPhoneであろうが、どの端末を使うかは問題ではないということ。やはりライフスタイルを売る企業はこれからどんどん伸びるだろうなと。 「アマゾンが売っている読書体験というサービス」2016/12/17

緋莢

13
日本では「電子書籍元年」と言われた2010年。その頃、アメリカの「電子書籍」事情はどうなっていたのか?アマゾンやグーグルの狙い、リアル書店の対抗策、値段と印税などNY在住の出版エージェントが、電子書籍市場最前線からレポート。2016/01/13

とうゆ

11
2010年におけるアメリカでの電子書籍の状況が書かれている。著者が電子書籍推進派らしいので少し偏見は入っているだろうと推測されるが、コンパクトに説明されていて中々良かった。しかしアメリカと日本では出版業界の構造がかなり違うので、今後の電子書籍の役割がアメリカの後を追うとは一概には言えない。また、4年前と現在ではかなり状況も変わってきていると思うので、最新の情報が知りたいところ。2014/07/25

まめタンク

7
2013年11冊目。本書「ルポ 電子書籍大国アメリカ」は、そんな電子書籍大国アメリカに迫ったルポだ。「Kindle」ではアスキー新書が投げ売りされているが定価が700円の本、これが電子書籍なら350円くらいに値引きされている。ただ問題なのは、「アスキー新書の罠」だ。実は、「Kindle」におけるレビューは電子書籍だけではなく、リアル本とのミックスで評価される。この本が出版されたのが、2010年。たった2年でこれほど状況が変わるとは、誰が予想しただろうか。2013/01/14

あおさわ

6
少し前の電子書籍の今後について。が、特に結論はないようですので、アメリカ出版事情の説明本として読ませてもらいました。本が好きという気持ちは同じなのに、本の読み方、売り方、本に対する考え方はやはり違うものですね。2012/02/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/631630
  • ご注意事項