アスキー新書
カラー版 超合金の男―村上克司伝

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784048677981
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1276

内容説明

一介の玩具開発マンからスタートし、70年代・80年代のキャラクタービジネス界に多大な影響を与えてきたプロダクト・デザイナー、村上克司。企業の中にいたがゆえに見えづらかった“天才”の素顔を、彼が開発した代表的傑作玩具「超合金」をキーワードにしながら、時代ごと作品ごとに描きだす渾身のドキュメンタリー。

目次

イントロダクション(勇者ライディーン)―彼なくして、キャラクタービジネスの繁栄はなかった。
超合金の誕生(マジンガーZ)―“マジンガーZ”が開発魂に火をつけた。
変形と合体(超電磁ロボコン・バトラーV)―玩具は、子どもの遊びのスピードについていかねばならない。
デザインへの衝動(闘将ダイモス、他)―メカと車への憧れ、それが出発点だった。
奇策(東映スパイダーマン)―異形のロボ、“レオパルドン”はいかにして生まれたか。
獅子の系譜(未来ロボダルタニアス)
スーパー戦隊の誕生1(バトルフィーバーJ)―実写ロボは「あおり」だ!
スーパー戦隊の誕生2(電子戦隊デンジマン)―戦隊デザインの普遍性を生んだものは何か?
機構と精度(闘士ゴーディアン)―「システムの裏付けが実在感を生む」
第2次ロボットブーム渦中(宇宙大帝ゴッドシグマ、他)―「社会への挑戦、それが工業デザイナーの使命」〔ほか〕

著者等紹介

小野塚謙太[オノズカケンタ]
1974年生まれ。株式会社円谷プロダクション企画文芸/スタジオ・ビルドアップ所属。雑誌編集に携わったのち、ライターとしてトイ雑誌『bean’s』(スタジオ・ウー!)、音楽雑誌『BUZZ』(ロッキング・オン)、少年誌『コロコロコミック』(小学館)などに執筆。ビルドアップ入社後、食玩企画や児童向けTVドラマの開発に参加、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Panico

2
バンダイのホビー史を陰から支え続けた男!この人のお世話にならなかった男児はいないんじゃないかってくらい、その仕事は多岐に渡ってる…2016/03/21

のりのり

2
読んでいて現れる商品群のほぼすべてが自分の小さなころの記憶に重なって、やはり偉大なデザイナーであるなと感じる。個人的にはグランドバースの失敗などもきちんと書いた方がよいとは思う。それで氏への評価が下がるわけではないだろうし2014/12/24

piroaki7

2
なんかロボットとか描きたくなってきた。自分がハマってきた玩具達にこんな思いがあったなんて!!物を作る人をワクワクさせる一冊2010/06/23

jansato

2
バンダイ、ひいては東映を影から支えた男・村上克司。本著は彼の偉大な業績を非常に分かりやすく紹介しており、大変興味深く読む事ができた。超合金ブランドファンならば是非読んでおきたい一冊。2009/05/27

kobaatsu

2
個人的にかなり思い入れの深い時代のアニメ史であり特撮史であり、まったく新しいビジネスモデルが創出されたことの記録でもある。だけに食い足りない食い足りない。でもおもしろかったー。80年代にコドモだった(と思う)人は読んでおいて間違いない。2009/04/13

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