内容説明
一介の玩具開発マンからスタートし、70年代・80年代のキャラクタービジネス界に多大な影響を与えてきたプロダクト・デザイナー、村上克司。企業の中にいたがゆえに見えづらかった“天才”の素顔を、彼が開発した代表的傑作玩具「超合金」をキーワードにしながら、時代ごと作品ごとに描きだす渾身のドキュメンタリー。
目次
イントロダクション(勇者ライディーン)―彼なくして、キャラクタービジネスの繁栄はなかった。
超合金の誕生(マジンガーZ)―“マジンガーZ”が開発魂に火をつけた。
変形と合体(超電磁ロボコン・バトラーV)―玩具は、子どもの遊びのスピードについていかねばならない。
デザインへの衝動(闘将ダイモス、他)―メカと車への憧れ、それが出発点だった。
奇策(東映スパイダーマン)―異形のロボ、“レオパルドン”はいかにして生まれたか。
獅子の系譜(未来ロボダルタニアス)
スーパー戦隊の誕生1(バトルフィーバーJ)―実写ロボは「あおり」だ!
スーパー戦隊の誕生2(電子戦隊デンジマン)―戦隊デザインの普遍性を生んだものは何か?
機構と精度(闘士ゴーディアン)―「システムの裏付けが実在感を生む」
第2次ロボットブーム渦中(宇宙大帝ゴッドシグマ、他)―「社会への挑戦、それが工業デザイナーの使命」〔ほか〕
著者等紹介
小野塚謙太[オノズカケンタ]
1974年生まれ。株式会社円谷プロダクション企画文芸/スタジオ・ビルドアップ所属。雑誌編集に携わったのち、ライターとしてトイ雑誌『bean’s』(スタジオ・ウー!)、音楽雑誌『BUZZ』(ロッキング・オン)、少年誌『コロコロコミック』(小学館)などに執筆。ビルドアップ入社後、食玩企画や児童向けTVドラマの開発に参加、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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