内容説明
未曾有の世界的不況という大嵐のなかでの出航となった新生“パナソニック”。社名変更、ブランドの統一、構造改革。これらが創業90年目以降の同社の成長を左右する。通期の大幅赤字や三洋電機買収などのトピック、大坪社長インタビューを交えつつ、世界企業パナソニックのブランド戦略を丹念な取材で浮き彫りにする。
目次
第1章 岐路に立つ世界企業
第2章 なぜ、社名変更に乗り出したのか
第3章 ブランド変更に奇策なし!
第4章 “パナソニック”の変化に挑むパナソニック部門
第5章 総合力を発揮する技術
第6章 新生パナソニックの姿とは
第7章 成長エンジン、海外事業
第8章 中期計画に環境経営を盛り込む理由
特別企画 大坪文雄代表取締役社長インタビュー
著者等紹介
大河原克行[オオカワラカツユキ]
1965年東京都生まれ。IT業界専門紙『BCN(ビジネス・コンピュータ・ニュース)』編集長を経て、現在フリー。IT、デジタル家電業界全般において幅広い取材、執筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Naota_t
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★3.0 ───「松下電器が生みだす音が、世界に届いてほしい」という願いを込め、「PAN(汎く)」と「SONIC(音)」をもとにした造語から生まれている。(p.76) ───「パナソニックの創業時からの考え方は、赤字に陥り、法人税を支払わないことは、社会の公器として絶対に許されない行動。しっかりと利益を確保し、継続的に事業を行い、これを社会に還元していく。これこそが、社会の公器としての前提になる」(p.129) 2016/04/05
Tatsuya Hashimoto
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今、改めて読むと・・・かなり勉強になる。2012/08/05
atsut101
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パナソニックの変化が、こういう形で行われて達成されつつあるということがわかって裏話的要素が面白かったが、インタビューが経営層に偏っているので、もう少し現場の声が盛り込まれていれば良かった。2012/02/22
Minky
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もう少し現場の声を拾い集めた内容が面白かったかも。ブランドの話が面白かったけれど、それ以外の成長戦略については方針ばかりとそれに合致した内容ばかりで残念。2009/08/23
noritsugu
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普通なんだろうけど、余り面白くない…。無駄な情報が多いせい???2009/08/19