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内容説明
ケルーベでの騒動の後、ロレンスたちが向かったのは、海を渡った島国のウィンフィール王国。目的地は、『狼の骨』を持つというブロンデル大修道院だ。王国に着いたロレンスたちは、羊毛取引で富裕なはずの修道院が経済的危機に陥っていると耳にする。しかも、世界最強と名高い経済同盟・ルウィック同盟が、修道院の土地を狙って王国に進出してきたという。不穏な情勢の中、ロレンスたちは修道院へ近づく足がかりを作るため、同盟の一員である商人ピアスキーに協力を依頼することになるのだが―?絶好調の新感覚ファンタジー第10弾、舞台はウィンフィール王国へ。
著者等紹介
支倉凍砂[ハセクライスナ]
1982年12月27日生まれ。第12回電撃小説大賞“銀賞”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美羽と花雲のハナシ
43
ホロの老獪さも狡猾さも堪らない。彼女に振り回されてたら、心身が持たないと思う。話術が巧みなロレンスでしか、ホロと対等に接することが出来ない。しかし、今回も楽しませて貰った。ツンデレとツンデレによる甘々の話の掛け合い。ホロ、可愛いよ、ホロ。たわけが愛を表現する言葉とは『狼と香辛料』を読む度に、再認識される。花魁言葉が相変わらず萌える!本編の方はシリアスで、物語の流れや勢力図を理解するのに苦労する。コル坊の素直で無垢な本質に、少し虐めたくなってしまう。2012/05/27
オセロ
34
Kindle Unlimitedにて。作者さん10冊目。 港町ケルーべでの騒動を切り抜けたロレンス達は狼の骨を隠し持つというブロンデル大修道院のあるウィンフィール王国へ。そこでの狼の骨を巡って教会の思惑と国王が計画している大胆な徴税方羊飼いのハスキンズが抱える様々な要因が絡み合う中で、世界最強の商会と呼び声高いルウィック同盟の重鎮達への大立ち回りは痺れましたね。2024/04/20
た〜
32
ホロの意外な一面が垣間見えたかな。ロレンスの巻き込まれから利益を持ってくるパターンはもはやお決まり?2015/03/29
朝夜
29
読了。今回は『故郷』についてのお話。いやぁ、泣きじゃくるホロが可愛いのなんのって(オチツケ ロレンスの悪巧み(言葉が悪い)も今回は結構スムーズに進んだ感じでした。 そしてコル君のヒロイン力が高くて笑いました(マテ 最後にヨイツの話も出て少しは話が動くのかな?続きも楽しみです。2013/10/27
いおむ
27
今回は寒い国の冬。雪国生まれの私は前半の雪と寒さ、火と料理のあたたかさの描写に実感するようになごみつつ、ロレンス、ホロ、コルのやりとりを楽しみました。そして後半のスピーディーな展開と、ギリギリときしむこちらもその場の当事者になったかのような緊張感に包まれながら読みふける幸せ。面白かったです。2021/12/16